- 買取再販業者の中には不動産知識が低い業者も存在しているため注意が必要です。
- 買取再販業者に売却すると「早く現金化できる」メリットがあります。
- 老朽化している、立地が悪いなど売りづらい点がある場合は買取再販業者に買取を依頼するのも一案!
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目次
不動産の買取再販とは|買取再販業者の特徴
しかし、近年では建設会社やそのほかの異業種参入も増えて、競争が激化しており、買取再販業者の中には不動産知識が低い業者も存在しているのが事実です。そのため、買取再販業者を不動産売却の選択肢として考える場合、その会社が信頼できる業者であるかどうか慎重に見極める必要があります。
また、買取再販で扱われる住宅の取得については税制の特例措置もあります。買取再販業者としては、「買取再販」を行うメリットも高いため、今後も買取再販業者は増加していくでしょう。
買取再販にかかわる特例措置
【買主の登録免許税軽減】
令和4年3月31日までの期間に、買取再販業者から住宅を購入した場合、買主は所有権移転登記に係る登録免許税が軽減されます。
【買取再販業者の不動産取得税軽減】
令和5年3月31日までの期間に、住宅の買取再販を行った場合、その不動産取得に係る不動産取得税が軽減されます。
買取再販業者と仲介業者の違い
たとえば所有するマンションの売却を依頼する場合には、マンションの過去の成約事例や棟内での販売事例などを根拠に査定をし、売出の価格を依頼主に提案しインターネットや折込チラシ、店頭での販売活動を行います。
仲介が成立した場合には仲介手数料がかかる点と必ずしも成約ができるとは限りませんが、高値売却のチャレンジが可能です。販売期間は一般的に3~6か月ですが、売出価格によって販売期間は異なります。
一方で買取再販業者は不動産を買取ることを専門にした不動産会社になります。仲介業者のように不動産市場で販売活動は行わず自社で即時に買取り、その後必要があればリフォーム工事などを行い、改めて不動産市場で販売を行います。
買取再販業者が直接買取りますので仲介手数料はかからず、販売期間が無く最短2週間程度で現金化が可能です。仲介業者に依頼するよりも概ね2割~3割程度、価格が低くなるケースがほとんどなので、現金化したい時期によってどちらの不動産会社に依頼をするか検討しましょう。
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買取再販業者に売却するメリット・デメリット
買取再販業者に売却するメリット
1. 早く現金化できる
場合によっては、買主が現れるまで時間を要することもあるでしょう。一方で、買取再販業者の場合、その会社が不動産を買い取ってくれるため、すぐに不動産を現金化できます。
2. 契約不適合責任を負う必要がない
なお、個人間取引の場合、「いっさいの契約不適合責任を負わない」旨の特約設定をすることもできますが、買主にとっては不利な特約であるため、価格を下げるなどの対応が求められる可能性もあります。
3. 内覧する必要がない
また、室内の設備や内装が古く、そのままの状態では売るのが難しい場合も、事前にリフォームなどをする必要がない点は大きなメリットです。
買取再販業者に売却するデメリット
1. 売却額が相場より低くなる
その経費を考慮すると、相場価格よりも低い価格での買取にならざるを得ません。買取再販での売却額は、相場価格から1割~3割程度、低い価格になるケースが多いです。
2. 業者によっては専門知識が乏しい場合がある
また、売買契約書の知識もあまりないため、売却主が不利になるような契約内容になっていることがあったり、売却時の各種税制度を上手く活用できなかったりといった、金銭的なデメリットが発生することもあります。
買取の一番の魅力は現金化がスムーズなこと。
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仲介業者に売却を依頼するメリット・デメリット
仲介業者に売却を依頼するメリット
1. 相場に近い価格で売却できる
仲介業者は、不動産市場で買主を見つけて売主とのマッチングを行います。幅広く広告活動を行ってくれるため、より好条件で取引できる買主と出会うことが可能です。
また、仲介業者は価格交渉など独自のノウハウを持っているため、相場に近い高値での売却が期待できます。そのため、一般的には買取再販よりも高い価格で売却することが可能です。
なお、仲介会社に売却を依頼した後、一定期間経過しても買主が決まらない場合は仲介会社に買い取ってもらう「買取保証」という制度を活用することもできます。
2. 一般的に不動産の知識が豊富
不動産の知識が豊富か否かを確かめるためにも、売却の相談をする際に、気になる点を質問してみると良いでしょう。質問に対して丁寧に回答してくれる、納得のいく説明をしてくれるなどであれば、不動産の知識が豊富な傾向にあると言えます。
仲介業者に売却を依頼するデメリット
1. 契約形態によって制限がある
「専任媒介契約」「専属専任媒介契約」はほかの仲介会社に重複して、不動産売却の依頼をすることができません。また、「専属専任媒介契約」はみずから見つけた買主に売却することができません。
このように、仲介業者への不動産売却依頼は制限も多いというデメリットもあります。
2. 場合によってはリフォームが必要
壁紙が汚れていたり、とくに水回りが古かったりすると内覧の際に住むイメージが湧かず、なかなか決まらないことが多くあります。すべてをリフォームする必要があるケースと、一部分のみで支障ないケースがありますので、仲介業者としっかりと相談の上、決めていきましょう。
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買取再販業者と仲介業者どちらがおすすめ?
買取再販業者がおすすめのケース
1. 不動産を早く現金化したい
2. 売却不動産に売りづらい点がある
また、購入検討者から値下げ交渉を持ち出されるかもしれません。結果として、買取再販業者に提示された買取価格と同程度での売却となる可能性も考えられるため、当初から買取再販業者に買取を依頼するのも一案です。
とにかく急いでいる人、売りたい不動産の条件に不安がある人は
買取業者への相談が近道です。
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仲介業者がおすすめのケース
1. 売却までに時間を要してもかまわない
2. より高く買ってくれる人を探したい
売却予定の不動産に適した仲介業者を選ぶことにより、どうしたらより高く売却できるかについて親身に相談に応じたり、独自の販売ネットワークを駆使して買主を見つけてくれたり、信頼できるパートナーとして動いてくれる可能性が高いでしょう。
なお、広告料を別途支払うことにより、その可能性はより高まります。
少しでも高く売りたい人は仲介での売却が向いてます。
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不動産を高く売るためにできること
先段で、現金化を急ぐ方には買取再販業者がおすすめとお話しましたが、「売りやすい物件」であれば、仲介業者に依頼しても、すぐに買主と契約成立する可能性も高いです。
業者選定は複数社比較が必須!
最近では、複数の不動産会社に一括して査定依頼を行うことができるサイトもあります。そのようなサービスを利用して、まずは売却予定の不動産価値および相場観をつかむとよいでしょう。
まとめ
ご自身では思ってもみないニーズや不利な点などに気づかされることもあるかもしれません。その気づきを得てから、買取再販業者、仲介業者のどちらに不動産売却のサポートを依頼するのかを考えてみても良いでしょう。まずは、みずからの希望を整理し、現状を把握することが大切です。
買取再販業者と仲介業者どちらがいい?
双方のメリット・デメリットをおさえて検討しましょう!
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この記事の監修者
グローバルトラスト不動産株式会社 代表取締役/宅地建物取引士
三菱UFJ不動産販売、ソニー不動産(現SRE不動産)で主に居住用不動産の売買仲介を経験。その後、「透明性の高い不動産取引の仕組みをもっと世の中に広め、依頼を受けた顧客の利益を最大限追及する」ことを基本理念とし、2017年にグローバルトラスト不動産株式会社を創業する。
著書の「初めてでも安心!失敗しない家の売り方・買い方」はAmazonにてベストセラー3冠獲得。2か月後に増刷も決定。





資金化を急いでいる場合には買取再販業者に買取りをしてもらう方法になりますが、実際には個人で買取再販業者を広く探すには限界があるため、仲介業者に依頼をして買取再販業者を探してもらう方が仲介手数料を支払ったとしても高く売却できるケースが多いです。