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目次
不動産売却の成否は、不動産会社選びにかかっている

不動産売却の流れ
準備(相場の調査・書類の用意)> 査定 > 媒介契約 > 売却活動 > 契約・引渡し |
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【ポイント1】買い替えたい住まいが決まっているのなら

【ポイント2】不動産業者の信頼度をチェック

なお、国土交通省と一部の都道府県では、免許業者の行政処分情報をインターネットでも確認することができます。
行政機関 | 業者 |
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国土交通省地方整備局等 | ・各地方整備局等の管轄区域に本店が所在する国土交通大臣免許の業者 |
都道府県庁 | ・各都道府県知事免許の業者 ・各都道府県に本店が所在する国土交通大臣免許の業者 |
行政処分情報の閲覧
【ポイント3】不動産会社にも種類と得意分野がある

分譲業者 | マンションデベロッパーや開発業者、建売業者など |
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買取再販業者 | 新築売れ残り物件や中古物件の買取再販、競売物件の買取再販など |
媒介業者 | 売買物件の媒介、投資用物件の媒介、事業用物件の媒介など |
専門系・その他 | 企画開発業、不動産投資ファンド、テナントビルや商業施設の運営など |
所有する不動産の売却を依頼するなら、売買物件の媒介業務を取り扱っている不動産業者を選びましょう。また、その中でも、土地や一戸建てを中心に扱う業者や、中古マンションを中心に扱う業者などに分けられます。売買契約をまとめるにはある程度の知識や経験が必要になるため、各業者の取り扱い業務とその実績について、事前に話を聞いておくか、HPなどで確認しておきましょう。
【ポイント4】大手業者か中小か、よりも提案が重要

大切なのは、どんな販売活動を行なってくれるのかということです。一般的に、売却を依頼された不動産業者は、レインズ(国土交通大臣から指定を受けた不動産の指定流通機構)という不動産取引情報提供サイトに登録します。その登録についてはどこの業者だろうと、同条件で情報提供されることになります。大手だから閲覧が増えるということもありません。ただしレインズに登録しただけでスムーズに買い手が見つかるとも限らないので、そのほかの販売活動としてどんなことをしてくれるのか、どんなサービスがあるのかなど、各社に詳しく確認すると良いでしょう。不動産業者が提供するサービスの1例として次のようなものがあります。
サービスの種類 | 内容 |
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荷物の一時預かり | 売主の荷物を一時的に保管してくれるサービス。 片付いた状態で売却活動ができる。 |
撮影 | プロカメラマンによる写真をポータルサイトに掲載。 |
ホームステージング | 家具や小物による演出で物件の魅力アップ。 バーチャルホームステージングの場合もある。 |
設備・建物保証 | 建物・設備を検査の上、売却後の不具合を保証。 |
買取保証 | 一定期間中に売却できなかった場合、あらかじめ決めた価格で買取してくれる。 |
買取賃貸 | 業者による買取の後、賃貸として住み続けられる。 |
【ポイント5】頼れる営業マンの見分け方

営業マンとは短くても3カ月、長ければ年単位のお付き合いになります。不動産知識や営業・交渉力とは別に、相性や人間性といった視点でも問題がないかどうかを確認できるとなおよいでしょう。大事な決断をするときに親身になってサポートをしてくれたり、同じ方向を向いて頑張ってくれる営業担当が味方なら、初めての不動産売却も不安なく進めることができるはずです。
【ポイント6】媒介契約の種類も大切

一般媒介契約 | 専任媒介契約 | 専属専任媒介契約 | |
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契約有効期間 | 原則なし(行政の指導では3か月以内) | 3か月以内 | 3か月以内 |
自己発見取引 | 認められる | 認められる | 認められない |
他業者への同時依頼 | 出来る | 出来ない | 出来ない |
依頼主への報告義務 | なし | 2週間に1回以上 | 1週間に1回以上 |
レインズへの登録義務 ・登録完了日 | なし | 7日以内に登録 登録後、登録済み証を交付 | 5日以内に登録 登録後、登録済み証を交付 |
「専属専任媒介契約」や「専任媒介契約」は複数社と同時に契約できないため、積極的に営業活動を行ってくれる会社でなければ、媒介契約期間が無駄に消化されるリスクもあります。一方、「一般媒介契約」では、営業活動に消極的になってしまう可能性があります。これだと思う業者に出会えたなら、「専属専任媒介契約」や「専任媒介契約」を、どこも同じようであれば「一般媒介契約」を、などと判断するのも良いでしょう。「専属専任媒介契約」や「専任媒介契約」の有効期限は3か月なので、この期限が過ぎた段階で信用できないようなら、別の業者に乗り換えることも考えるべきです。
囲い込みに注意!
仲介業者選びに有効な「一括査定」を賢く利用しよう

査定を依頼することで、気になる不動産業者は何社かに絞られると思います。その中で本当に信頼できる業者を選ぶために、どうしてその査定額になったのか、しっかりした根拠を聞き出すのも有効です。「すぐに売れます」など調子の良いことばかりを言ってくる業者には注意しましょう。
まとめ

失敗しない不動産売却のために、こうしたサービスを利用しながら自分が本当に納得できる仲介業者を探すように心がけましょう。
それではこの記事のおさらいです!
不動産業者自体の信頼度、専門性と実績で選びましょう。会社の規模だけではなく、売却プランの提案力や付帯サービスも合わせてチェックすることです。営業担当者の交渉力や誠実さなども確認しておくと万全です。
2.たくさんの不動産会社から1社に絞り込むには
複数業者の査定結果をしっかり比較検討することが少しでも高く売るための秘訣です。1社ずつ調べて査定依頼をしていくのは労力がかかりますが、無料一括査定を利用すれば簡単1ステップで複数の業者に査定依頼が完了します。あとは不動産売却を有利に進める業者選びの6つのポイントに沿ってベストな業者を選んでいきましょう。
3.高額査定を提示してくれる業者がベスト?
媒介契約を取りたいがために、根拠もなく高い査定額を提示してくる業者もいるので、注意が必要です。訊ねれば査定価格の理由をきちんと示してくれる会社であれば、信頼度は高いといえるでしょう。
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監修坪 義生
【資格】社会保険労務士/宅地建物取引士
明治大学政治経済学部政治学科卒業、千葉大学大学院社会科学研究科修士課程修了(経済学)。
社会保険診療報酬支払基金、衆議院議員秘書、(株)矢野経済研究所(「住宅産業白書」、「出版社経営総鑑」、「コンピューター・サプライ市場の展望と戦略」を担当)等を経て、91年、じんじ労務経営研究所(社会保険労務士登録)を開設。同年より、「月刊人事マネジメント」取材記者として企業のトップ・人事担当者を中心に取材・執筆多数。