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目次
不動産エージェントとは
近年、住宅ニーズや働き方の多様化に伴い、自分一人で動きやすくスキルや専門性が活かしやすい不動産エージェントに注目が集まっています。
いわゆる不動産仲介会社と何が違うのかと思う方も多いかも知れません。両者には「個人」か「企業」かといった点で、大きな違いがあります。
不動産仲介会社の営業担当 | 会社の売上やノルマに追われ、思うように動きにくい |
---|---|
不動産エージェント | 個人で動いているため、会社の利益やノルマに縛られない |
一方で、不動産エージェントは売り手か買い手、どちらかの取り引きのサポートに専念する「片手仲介」が基本です。
もちろん、いっさい両手仲介をしないというわけではありませんが、個人で動いている以上、両手仲介の機会に恵まれる可能性がそもそも低いと考えられます。
日本とアメリカの不動産流通の違い
日本 | アメリカ | |
---|---|---|
一般的な依頼先 | 不動産仲介会社 | 不動産エージェント |
仲介の形態 | 両手仲介・片手仲介 | 片手仲介が基本(分業が徹底している) |
仲介手数料の負担 | 売主・買主双方に発生 | 売主にのみ発生 |
不動産情報ネットワーク | レインズ(クローズドなデータベース) | MLS(オープンなデータベース) |
エージェントは不動産仲介会社に所属していますが、選ばれるかどうかは個人の力量にかかっているといっても過言ではありません。そのため、アメリカにおける不動産エージェントは医師や弁護士に匹敵する上級資格者であると認識されています。
アメリカでは両手仲介は違法?
両手仲介は売主もしくは買主に損害を与える恐れがあるため、訴訟大国として知られるアメリカでは非常にリスクの高い行為の1つです。そのため、両手仲介を禁止し、片手仲介のみを認めている州が多く見受けられます。
物件情報システムもオープン
一方、アメリカには「NAR」(全米リアルター協会)が管理する「MLS」という物件情報のデータベースがあります。「MLS」は物件に関するあらゆる情報が網羅されており、不動産仲介会社や不動産エージェントのみならず、一般の個人でも閲覧可能です。
日本のレインズと比較し、アメリカのMLSの方が公平性や透明性が担保されているといえるでしょう。
日本でもエージェントが増えつつある
ここではエージェント個人に仲介を依頼するメリットと、依頼する際の注意点について紹介します。
エージェント個人に仲介を依頼するメリット
・売主(買主)の利益が最優先
・長く柔軟な付き合いができる
・経験豊富な担当に出会える
・物件のよいことも、悪いこともオープンに伝えてくれる
・契約を急かされるほか、しつこい対応をされる恐れが低い
不動産仲介会社の営業担当と違い、売主(買主)の利益を優先して行動してくれる点が大きな特徴として挙げられます。
不動産エージェントとして活動する人はすでに不動産業界で一定の経験・スキルを積んでいる人が大半であり、知識面でも安心して取り引きを進められるほか相談にも乗ってもらいやすいでしょう。
また、会社の利益やノルマに縛られない点もエージェント個人に仲介を依頼するメリットといえます。不動産仲介会社に営業担当として所属している以上、会社の利益やノルマを優先せざるを得ない場面も少なくありません。そのため、時には契約を急かされるほか取り引き内容の妥協を求めてくることがあるでしょう。
しかし、不動産エージェントであればそうした制約がないことから、顧客の望むペースで取り引きを進めやすいといえます。
不動産エージェントに依頼する際の注意点
また、不動産取引のプロとして一定の地位を確立しているアメリカと異なり、副業としてエージェントを行っているほか、中には宅建取得者ではない人がエージェントを名乗っているケースも見受けられます。
不動産エージェントの利用を検討している場合、信頼できるサービスから申し込むほか、前もって不安や疑問点があれば解消しておくことが大切です。

不動産エージェントの費用
とはいえ、エージェントによっては別途コンサルティング料などがかかるケースもあるため、事前に確認することをおすすめします。
不動産売却で成功するには個人の力が大切
宅建士をはじめとした専門性のある資格を所持しているかどうかはもちろん、高い職業倫理のもとに行動しているかをきちんと判断しましょう。
また、不動産売買において一括査定システムを利用する方も多いかもしれません。不動産査定システムは便利なシステムである一方、以下の点に注意する必要があります。
まとめ
アメリカでは一般的な不動産エージェントですが、日本ではまだまだその存在が十分に認知されているわけではありません。日本で不動産エージェントに不動産取引のサポートを依頼する際は、記事でお伝えした注意点などを踏まえて相談することをおすすめします。
また、不動産売却を不動産仲介会社に依頼する場合、個々の営業担当者のスキルが十分であるかどうかきちんと見極める必要があります。不動産取引は高額な取り引きでもあることから、信頼ができる業者かどうかを判断するようにしましょう。
不動産売却の仲介を依頼する際は信頼できる業者選びに注力しましょう。
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※ページ下部の「売却査定、買取査定サービスの注意点」をご確認いただいたうえ、ご利用ください。
この記事の監修者

宅地建物取引士/AFP/2級FP技能士など
元信託銀行員。複数の金融・不動産資格を所持。それらの知識をもとに、「初心者にもわかりやすい執筆」を心がけている。子育て世帯向けの資産形成、女性向けのライフプラン記事を得意とする。
不動産エージェントは不動産仲介会社の営業担当と比較し、顧客の利益や満足度を優先した営業活動を展開しやすいのが強みでしょう。また、個人であるため意思の疎通がスムーズにいきやすい点も不動産エージェントならではのメリットといえます。