- 老後に住む家は、①一戸建て②マンション③二世帯住宅④シニア向け住宅⑤リフォーム・建て替えの5つの選択肢があります。
- 老後の住み替えはタイミングも重要であり、定年の5~10年前から準備を進めることが適切です。また、住み替え資金捻出の計画も必要になります。
- 老後生活に希望するイメージと暮らしやすさの両面から、時間をかけて物件選びをすることが、老後の住み替えを成功させるコツです。
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目次
老後に住む家を考える、5つの選択肢
①一戸建て

メリット
デメリット
また、物件にもよりますが室内に段差が多いこともありますし、2階にリビングがあるなど、間取りによって生活しづらい可能性もあるでしょう。
②マンション

メリット
そして、セキュリティ性や気密性が高い点も、老後の生活において安心です。多くのマンションは高気密高断熱なので、温度変化が少なく健康的に過ごせます。
デメリット
駐車場代も別途必要ですし、集合住宅であるため騒音トラブルなどが発生する可能性もあります。
③二世帯同居

メリット
デメリット
④シニア向け住宅

メリット
それぞれに共通するメリットは、設備が充実しているため、身体機能が低下しても住みやすいという点です。見守りサービス、介護サービス、食事サービスなどが整っている物件を選べば、安心して生活できます。
デメリット
日々の生活費や介護および医療費を含め、支出に無理はないか確認しておく必要があるでしょう。
⑤リフォーム・建て替え

メリット
立地が良い場合には、賃貸併用住宅に建て替える方も増えています。賃貸併用住宅は自宅と賃貸物件が1つの建物になっており、家賃収入が得られるので老後の生活費に充当できます。
デメリット
また、家を建て替えたとしても、不便な立地の場合は相続した子ども世代が売却に苦労する可能性があります。このように考えると、リフォームや建て替えは立地が良い一戸建ての場合に検討したい選択肢です。
住み替え先を選ぶには、資金計画も大切です!
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戸建とマンション、どちらがおすすめ?
一戸建てとマンションはそれぞれメリットとデメリットがあるため、ライフスタイルに応じて選択するとよいでしょう。
~ メリット ~
●ペットの飼育が自由
●家庭菜園ができる
●騒音が気にならない
~ デメリット ~
●郊外の物件は免許返納で不便になる可能性がある
●メンテナンスの費用や手間がかかる
●セキュリティ面の不安があるので防犯対策が必要
~ メリット ~
●立地が良い物件が多い
●バリアフリー
●メンテナンスの手間がかからずセキュリティ良好
●高気密高断熱の物件が多い
●将来売却しやすい
~ デメリット ~
●足音など騒音が気になる可能性
●ペットの飼育が制限される可能性
老後に向けて住み替えをするベストタイミングは?
子供が独立したから
定年退職が近い50代以降
また、年齢を重ねると体調の変化を感じるようになり、通院の利便性やバリアフリーなどを意識する方も増えます。断熱性の高い住宅ならばヒートショック(急激な温度変化による心筋梗塞などの健康被害)のリスクも減らせるので安心です。
持ち家のリフォームを検討したとき
大規模リフォームや建て替えをしても、立地は変わらないので、思い切って住み替えるのかどうか検討すると後悔しなくてすみます。
老後の住み替えはいつから検討すればよい?
具体的な物件探しや売買契約、引越しなどは気力や体力が必要なので、できるだけ元気なうちに住み替え計画が実現できるようにしましょう。
今は持ち家にお住まいで、その売却資金を新しい物件取得のために充当するのであれば、査定を依頼する不動産会社や買主を探さなければなりません。
また、希望する物件に出会うまでには時間を要しますし、住宅ローンの利用には年齢制限もあるため、老後の住み替えを検討する際は早めに動くことが望ましいでしょう。
老後の住み替えを検討し始めたら
まずは査定依頼をして、今の家の価値を知ることから始めましょう
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老後の住み替え資金はどう捻出する?
資金調達の方法として「売却資金」「預貯金・退職金」「住宅ローン」「リバースモーゲージ」「リースバック」などがあります。
持ち家の売却資金を使う
住宅ローンが残っている場合には、売却代金で住宅ローンを一括返済する必要があるため、ローンの残高も確認しておきます。
不動産会社の査定は無料で受けることができ、査定後にすぐに売らなくてもかまわないので、早めに査定を受けておくと安心です。
預貯金や退職金を使う
住宅ローン・住み替えローン
リバースモーゲージ

リバースモーゲージとは、所有している自宅を担保にして、金融機関から融資を受ける仕組みです。商品内容(金利、返済方法、使途など)は金融機関によってさまざまなので、いくつかのリバースモーゲージ商品を比較検討してみるとよいでしょう。
リバースモーゲージでは、借入期間中は金利のみを返済し、契約者が亡くなった後、金融機関はその自宅を売却して元金の返済に充てます。自宅を売却してもなお返済残高がある場合は、遺族に返済義務が生じるということも覚えておきましょう。
リースバック
資金計画上、住み替えが難しいために自宅に住み続けたい方で、一時的なキャッシュが必要という場合に便利な仕組みですが、家賃負担が継続する点には注意が必要です。
老後の住み替えで失敗しない物件選びのポイント
ただ、老後は身体機能の低下も考えられます。希望するイメージと暮らしやすさの両面から、物件選びを考える姿勢が望ましいでしょう。老後の住み替えをするうえで知っておきたい、物件選びのポイントについてご説明します。
周辺環境や利便性も考えた家にする
通所型の高齢者施設は送迎も行ってもらえますし、施設数も多いためです。関心のある施設があれば、送迎範囲に含まれているかどうか確認してみてください。
また、周辺に公園や交通量の少ない道路があると、日常的にウォーキングなどの運動がしやすいですし、比較的静かな環境で生活できるでしょう。
住宅の設計をバリアフリー・高断熱にする
また、高気密高断熱の住宅を選べば、冬場の風呂場でのヒートショックなどの事故を防ぐことができます。
子ども世帯と近い距離に住む
資産価値の高いエリアに住む
利便性の高い場所ならば、将来的に相続した子どもが自ら住みたいと考えるかもしれませんし、相続後に売却する場合もスムーズなので喜ばれます。
無理のない資金計画を立てる
まとめ
一戸建て、マンション、建て替え、シニア向け住宅など、それぞれメリットとデメリットがあるので、ご自身の優先順位によって最適な選択肢を探しましょう。
良い物件が見つかるまで、多少の時間がかかったとしても、心から納得できる住まいを選ぶことが大切です。 物件選びの5つのポイントに注意して、快適なセカンドライフを手に入れてくださいね。
老後の住み替えは、焦らずじっくり計画を立てるのが成功のコツ。
不安な場合は、不動産のプロにも相談をするのがおすすめです!
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この記事の監修者
不動産鑑定士/土地活用プランナー
千葉大学卒業、地方銀行に勤務後、都内の不動産鑑定業者で事務所ビルやマンション等の収益物件の評価を数多く経験。現在は不動産鑑定士事務所を経営し、住宅・店舗・更地・山林・資材置場など多様な不動産に携わる。
土地活用や相続対策にも精通し、不動産に関するお悩み解決に尽力している。





優先順位は人によって違うので、マンションと戸建てのどちらが優れているとは一概に言い切れません。快適なセカンドライフのためにご自身が何を重視するのか、じっくりと考えてみてください。