相続した空き家の管理は業者に委託するべき?選び方や費用相場を解説します

2024.04.01更新

この記事の監修者

逆瀬川 勇造

逆瀬川 勇造

【資格】AFP/2級FP技能士/宅地建物取引士/相続管理士

相続した空き家の管理は業者に委託するべき?選び方や費用相場を解説します

実家を相続したものの活用する予定がない方に向けて、空き家の管理方法や注意点をメリット・デメリットを交えてご紹介します。

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目次

空き家を所有することになった原因は相続が半数以上

総務省のデータによると、日本の空き家は右肩上がりに増え続けており、1983年に330万戸だったものが2018年には846万戸に増えています。

また、国土交通省の2014年のデータによると、空き家の取得原因の内、52.3%が相続によるものとなっており、親の不動産を相続したものの活用する予定もなく、空き家となってしまっている様子が伺えます。

活用予定のない空き家は管理が必要

活用予定のない空き家は適切に管理しなければさまざまなデメリットが生じてしまいます。まず、人が住まない家は劣化が急速に早まります

一度劣化してしまうと、将来的に住んだり、人に貸したり、また売却したりするときに大規模な修繕が必要になるなどして多額の費用が必要になる可能性があります。また、建物の劣化に加えて庭の草が生い茂ってしまったといった状況になると、景観の悪化等から近隣への迷惑になってしまうでしょう。

また、建物を劣化したまま放置していると災害時などに倒壊してしまう可能性もあります。倒壊すると建物が使えなくなるという損害に加え、倒壊時に近隣の人に怪我を負わせるなどした場合、損害賠償請求されることもある点には十分注意が必要です

そのほか、固定資産税の問題もあります。不動産は所有していると固定資産税が課されてしまいますが、これは空き家であっても同様です

空き家の管理方法

前述したように、空き家は適切に管理しないとさまざまなデメリットが生じてしまいますが、適切な管理にはどのようなものが含まれるのでしょうか。

まず、湿気対策として換気や漏水の確認が行われます。湿気がたまれば建物の老朽化が進んでしまうため、これらは必ず行わなければなりません。

次に、景観の悪化を防ぐため室内外の清掃を行います。景観の悪化は近隣の迷惑になるほか、一目で空き家と分かるような状況になると不法侵入、ひいては空き家が犯罪に使われてしまうといった事態にもつながりやすくなります。

また、郵便物が貯まった状態だと人が住んでいないと判断されやすくなり、こちらも不法侵入につながる可能性があるため郵便物の処理も管理に含まれます。

できれば2~3カ月に1回程度は空き家を訪れて上記の管理を実施することをおすすめしますが、夏場は庭の草が伸びるのが早いためできれば1カ月に1回程度は訪れたいところです

空き家を賃貸に出せば管理が不要になる?

空き家は定期的に現地を訪れ、管理していくことが求められます。とくに、遠方に住んでいる場合には移動などもあり労力のみならず時間も要します。そこでおすすめなのが空き家を賃貸に出す方法です。

賃貸に出すことで、換気をする必要や漏水の心配をする必要もなくなりますし、入居者が清掃を行うことになるため物件の手入れも必要ありません。ただし、定期的に入居者に連絡をとるなどして、不具合がないか伺うことは大切です
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空き家の管理は自主管理と業者委託どちらがいい?

空き家の管理について、賃貸に出す方法をご紹介しましたが、賃貸に出さず、業者に委託してしまうこともできます。

実際のところ、自分で管理するのと業者に管理を委託するのはどちらがよいのでしょうか。ここでは、空き家の管理について自主管理と業者委託それぞれのメリット・デメリットをご紹介していきます。

自主管理のメリット・デメリット

自主管理のメリットとしては費用がかからないということが挙げられるでしょう。空き家管理サービスの費用は、地域やサービス内容により異なりますが、5,000~10,000円/月程度ということが多いようです。年間6~12万円の出費ですから、自主管理にすることでその分が浮くと考えるとメリットと感じる方は多いでしょう。

一方、デメリットはやはり手間がかかる点です。特に空き家から遠いところに住んでいる場合は定期的に空き家を訪れるのも大変でしょう。交通費を考えると、地元の業者に管理を任せた方が安くつくという可能性もあります。

業者委託のメリット・デメリット

業者委託のメリットは手間がかからないことと、プロの手で適切に管理してもらえるということが挙げられるでしょう。自主管理しようと思うと、忙しいときは手を抜いてしまう可能性もありますが、プロに任せればそのような心配もありません。

中にはしっかり管理してくれない業者もあるかもしれませんが、管理の内容について定期的に報告を貰い、しっかり管理してくれていないと感じるのであれば業者を変更するとよいでしょう。

一方、業者委託のデメリットはやはり費用がかかってしまうことです。自主管理する手間や移動するための時間や交通費と比較して、どちらがよいのか比較検討することをおすすめします

管理を委託する際の業者を選ぶポイント

空き家の管理を委託する業者を選ぶポイントとしては、地元の不動産会社に相談するのもよいですが、できれば空き家管理サービスを専門にやっている業者を探すことをおすすめします。なぜなら、空き家管理サービスを片手間でやっているような業者だとしっかり管理してくれない可能性があるからです。

たとえば、不動産会社が業務の合間に空き家管理サービスを行うような場合だと、賃貸物件の管理の合間に空き家を確認するといった流れになることが多いため、管理が不十分になる可能性も否めません。

空き家は依頼者のチェックが頻繁に入る可能性も低く、また、収益として小さいことも多いため、忙しいときには後回しにされてしまう可能性が高いのです。一方、空き家管理サービスを専門にやっている業者であれば、そうした心配はありません。

また、できるだけ拠点が空き家に近い業者を選ぶのもポイントです。空き家管理サービスは定期的に実施してもらう必要がありますが、拠点と空き家の場所が近ければ高い頻度でチェックしてもらえる可能性は高いでしょう。

空き家管理の費用相場はどのくらい?

先述の通り、空き家管理サービスの費用相場は5,000~10,000円/月程度です。もちろん、具体的なサービス内容や管理実施の頻度により費用は変わります。中には、月1回、外部からの建物の目視点検だけのサービスを月額100円でサービスを実施しているケースもあります。

将来的に住んだり活用したりする予定があるのであれば、しっかりした管理をしてくれる業者を選んだ方がよいでしょう。

一方、将来的に取り壊しする予定というケースであれば、できるだけ安価で管理してくれる業者を選んだ方が効果的だといえます。要望に基づいて、いくつかの業者に問い合わせしてみて比較検討するとよいでしょう

空き家管理の費用や労力をかけたくないなら売却という選択肢も

空き家を空き家のまま所有していると管理の手間が発生し、管理委託するのにもお金がかかります。

また、管理委託以外に固定資産税がかかってしまうのも大きなデメリットだといえるでしょう。空き家を将来的に活用する予定がないというのであれば、思い切って売却を検討してみるのも1つの方法です

売却してしまえば、管理する必要はなくなり、固定資産税を納める必要もありません。なお、不動産を売却する際には、最初に不動産会社に査定依頼することになりますが、その際には不動産一括査定サイトを利用すると効果的です。

不動産会社は査定のプロとはいえ、同じ物件の査定でも査定額が異なります。これは、不動産会社ごとに査定のために利用するデータや、得意とする不動産のタイプが異なるからです。

しかし、複数の不動産会社に査定依頼するにあたり1社1社問い合わせするのは手間でしょう。一方、不動産一括査定サイトを利用すれば物件情報を登録するだけで複数の不動産会社から査定を受けることができます。

空き家の管理が大変と感じたら、まずは不動産一括査定サイトを利用して売却査定を依頼してみてはいかがでしょうか

まとめ

相続した空き家の管理について、自主管理と業者委託それぞれのメリット・デメリットや注意点などご紹介しました。空き家を放置しているとさまざまなデメリットが生じるため、適切に管理することが求められます。

しかし、空き家の管理には手間や費用がかかるものです。将来的に活用しないことが予想されるのであれば、早い段階で売却を検討してみるのもよいのではないでしょうか。
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逆瀬川 勇造

逆瀬川 勇造

【資格】AFP/2級FP技能士/宅地建物取引士/相続管理士

明治学院大学 経済学部 国際経営学科にてマーケティングを専攻。大学在学中に2級FP技能士資格を取得。大学卒業後は地元の地方銀行に入行し、窓口業務・渉外業務の経験を経て、2011年9月より父親の経営する住宅会社に入社し、住宅新築や土地仕入れ、造成、不動産売買に携わる。

●紹介されている情報は執筆当時のものであり、掲載後の法改正などにより内容が変更される場合があります。情報の正確性・最新性・完全性についてはご自身でご確認ください。
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