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目次
「安心R住宅」とは

既存住宅の流通促進のための制度
RはReuse、Reform、Renovationの頭文字からきており、中古住宅の売買でありがちな「不安」や「汚い」、「分からない」といったマイナスイメージを払拭することを目的としています。
安心R住宅制度を利用するには
安心R住宅として売却するには、国土交通省の指導のもとで、この事業に登録した事業者団体である「特定既存住宅情報提供事業者団体登録制度」に所属する会員の不動産会社を利用する必要があります。
・不動産業者に連絡
・専任媒介契約の締結
・インスペクション、リフォームプランの手配
・安心R住宅のロゴマークを付して広告
・購入希望者と売買契約を締結
まずは「安心R住宅」に登録している不動産会社を探し、安心R住宅として売り出したい旨を伝え、具体的な手続きについて詳細を確認しましょう。
「安心R住宅」の条件とは?
具体的には以下の3つが条件です。
①基礎的な品質があり「安心」
たとえば、耐震性能については昭和56年改正以降の建物に適用される新耐震基準に適合しなければなりません。そのほか、柱や壁、屋根、開口部、外壁なども基礎的な品質を備えている必要があり、これらは専門家によるインスペクションにより詳しく調査される必要があります。
②リフォーム工事を実施するかリフォームプランが付いていて「きれい」
また、売却時には外壁や主な内装、水廻りの現況について写真で閲覧できるようにします。
③情報が開示されていて「わかりやすい」
具体的には、以下のような情報について「広告時に情報の有無の開示」を、「商談時に詳細の提示」をしなければなりません。
・検査基準の適合状況や工事の実施状況
・建設時の状況
・保険や保証に関する情報
・(マンションの場合)共用部分の管理状況
・上記それぞれに関する書類の保存状況等
安心R住宅として売却するメリット
早期売却が期待できる
また、耐震基準に適合している必要があることから「瑕疵保険に入れる」ことや「住宅ローン控除の適用を受けられる」ことも大きなメリットとなるでしょう。
トラブル回避できる
安心R住宅は売却する物件について詳細な情報を相手に開示することから、契約不適合責任により責任を追及されるといったトラブルを回避しやすくなります。
なお、そもそも安心R住宅は雨漏れがないことが条件です。仮に売却する物件に雨漏れする可能性があるようであれば、売却前に修繕する必要があります。
安心R住宅の注意点
比較的簡単に取得できる
今後、よりルールが統一化・厳格化の方向に動いていけば取得は難しくなるかもしれませんが、制度としての価値は高まっていく可能性があるでしょう。
知名度がまだ低い
なお、令和2年5月の国土交通省により発表された「既存住宅市場の活性化について」によると、令和元年9月の段階で売主からインスペクションのあっせんの希望があった割合は5.9%程度、買主からのあっせんについては0.6%程度と非常に低い状況です。
コストが高くなる
不動産会社によっては専任媒介契約を結ぶことでインスペクションの費用を負担してくれるケースもあるため、興味のある方は探してみるとよいでしょう。
まとめ
この記事でご紹介したとおり、安心R住宅として売却するにはまず該当の事業者団体に加盟している不動産会社を見つける必要があります。また、売却時にインスペクションの費用を負担してくれる会社もあるため、査定依頼時に確認しておくとよいでしょう。
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この記事の監修者
AFP/2級FP技能士/宅地建物取引士/相続管理士
明治学院大学 経済学部 国際経営学科にてマーケティングを専攻。大学在学中に2級FP技能士資格を取得。大学卒業後は地元の地方銀行に入行し、窓口業務・渉外業務の経験を経て、2011年9月より父親の経営する住宅会社に入社し、住宅新築や土地仕入れ、造成、不動産売買に携わる。




