築年数の経過した家を売るとき、リフォームってした方がいいの?

更新

この記事の監修者

逆瀬川 勇造
逆瀬川 勇造

AFP/2級FP技能士/宅地建物取引士/相続管理士

築年数の経過した家を売るとき、リフォームってした方がいいの?

「築30年以上の家、売る前にリフォームした方がいいのかな…?」
そんな悩みを抱える方は多いですが、実はリフォームが売却に逆効果になるケースもあります。
築年数の古い家を売るときには、物件の状態や地域のニーズに合わせた判断が大切です。

この記事では、リフォームのメリット・デメリットや費用対効果をふまえ、後悔しない売却の選択肢をわかりやすく解説します。

築年数の経過した物件はリフォームの必要性はなくとも、
最低限の修繕はしておくと良いでしょう。

家の売却を検討中のあなたへ

「家を売りたいけど何から始めればよいかわからない」「どこに相談するのがよいかわからない」という方は、不動産の一括査定から始めましょう。複数社の査定額を比較することで、相場観をつかめたり、より高く売れる可能性を探れます。
不動産の一括査定依頼

不動産の一括査定依頼はこちらから無料

全国約5,000社の中から1番条件の良い不動産会社が見つかる!

  • STEP1都道府県

  • STEP2市区町村

無料査定スタート
powered by LIFULL HOME'S

目次

家を売る際、リフォームした方が早く高く売れるわけではない!?

家を売却するとき、少しでもよい状態で売却するためにリフォームを考える方もいるでしょう。しかし、リフォームしたからといって必ずしも早く、そして高く売れるわけではありません。

これには中古マンションの購入者数が増えていることがひとつの原因として挙げられます。中古マンションの場合、買主は立地や物件価格を重要視して探していることが多く、リフォームされた高い物件より、されていない安い物件が選ばれる可能性が高いと考えられます。

リフォーム済物件を探している人もいる

もちろん、リフォーム済物件を探している人もいます。とくにフルリフォームした物件であれば、専有部は新築とそう変わらないことが少なくありません。リフォームしても早く高く売れるわけではないですが、内覧時の好印象を持たれることが早期売却につながります。

中古物件の売却時には、リフォームについて十分に検討する必要があると言えます。設備や壁・床の老朽化など場合によっては、売却価格は据え置きリフォームにかける費用を売却のための必要経費と考えることも必要です。

リフォームの有無別にメリット・デメリットを考えてみましょう

ここでは、リフォームをして売却する場合と、リフォームせずに売却する場合、それぞれについてのメリット・デメリットを見ていきます。

リフォームした場合のメリット

リフォームして売却する場合、リフォーム費用は売主が負担することになりますが、売主が負担額分の利益を得られるかがポイントとなります。

・内見に来た際に第一印象がよい
・購入後すぐに住めるので、買主が住むイメージをしやすい

いずれも買主の購入の後押しとなるもので、うまくすれば「早く」、「高く」売却できる可能性があります。その他にも、リフォーム中に物件の不具合を発見した場合は、修理した上で安心して売却することができます。

リフォームした場合のデメリット

・リフォーム費を物件価格に上乗せできない場合が多い
・リフォームすることで買主の好みから外れてしまい、売れ残る可能性がある
・リフォーム工事中は売却活動ができない

まず、リフォームしてから売却する場合、リフォーム費用を物件価格に上乗せできないことがあります。これは冒頭でお伝えしたように、とくに中古マンションにおいては、専有部の状態よりも「立地」や「物件価格」を購入基準にしている買主が多いからです。

売却価格にリフォーム費用を上乗せできない場合もありますが、リフォームをすることでより高値で売却できる可能性が高まります。しかし、その場合リフォーム費用は売主負担になるためリフォームをするかは慎重に検討しましょう。

また、売主の好みでリフォームするため、買主の好みと外れてしまう可能性があるということが挙げられます。そもそも、リフォーム目的で中古マンションを購入する買主もたくさんいますので、場合によっては、リフォーム済物件を購入した後、買主がまた自分の好みに合わせてリフォームを行う可能性もありえます。

場合によっては、リフォーム工事は数か月に及ぶこともあります。その期間中は売却活動ができないので、早く売却したい売主にとってはリスクとなる点もデメリットだと言えるでしょう。

リフォームをしなかった場合のメリット

・リフォーム費用がかからなくて済む
・リフォーム工事期間がないので、すぐに売却できる

中古物件を購入後、自分好みにリフォームしたいという買主は想像以上に多いようです。不動産ジャパンの2011年のデータによると、中古物件を購入した人の内、47.9%が中古物件購入後に自らリフォームしたとされています。なお、不動産会社によりリフォーム済物件を購入した人の割合は10.5%、個人である売主によるリフォーム済物件を購入した人の割合は5.9%となっています。

売主がリフォームせずに中古物件を売却して、もともとリフォームに充てる予定だったお金を値引きするなどすれば売主にとっても買主にとってもよい結果となりやすいでしょう。

リフォームしなかった場合のデメリット

・築年数や状態が悪いことを理由に値下げ交渉される可能性がある

リフォームせずに売却する場合「築年数の古さ」や「状態の悪さ」から、値下げ交渉される可能性が高くなってしまいます。悪い印象を持たれないよう、最低限の費用でのリフォームや修繕を検討するのもよいでしょう。

「リフォームするかしないか」悩んだら、まずは売却価格を知ってから判断を!

不動産の一括査定依頼はこちらから無料

全国約5,000社の中から1番条件の良い不動産会社が見つかる!

  • STEP1都道府県

  • STEP2市区町村

無料査定スタート
powered by LIFULL HOME'S

リフォームしなくても、ハウスクリーニングや修繕は必要

リフォームを実施しない場合でもハウスクリーニングや修繕は行うことをおすすめします。たとえば壁紙が破けてしまっている場合やフローリングが一部剥がれてしまっているような場合には、修繕を実施すべきです。また、ハウスクリーニングを実施することできれいな状態で内見を行うことができます。

ハウスクリーニング

ハウスクリーニングは、専門業者や引っ越し業者、何でも屋のような業者が行っている場合などがあります。いずれの場合も、専門の機材を用いて素人には難しい水回りの掃除なども行ってくれます。

費用は部屋の広さに応じて30,000円~100,000円程度が相場で、作業自体は半日もあれば終わります。中古物件売却時にはできるだけハウスクリーニングを実施することをおすすめします。

なお、ハウスクリーニングはどの箇所を、どの程度の規模で清掃するかによって料金が異なるため、依頼する前に自分でできる限りの清掃は実施しておくとよいでしょう。

修繕

修繕については、不具合のある箇所について実施するため、まずは専有部のどの箇所に問題があるかを確認しましょう。

・床の修繕
・壁の修繕
・キッチンの修繕
・浴室の修繕

まず、フローリングは十数年程度で寿命を迎えるのが一般的で、古くなったフローリングはきしみや傾きが見られるようになります。きしみや傾きは歩いたらすぐに分かってしまうため、内見前に必ず直しておきたいところです。歩くとブヨブヨで浮いているように感じたりする場合は、見た目もよくありませんので、基礎部分まで傷めてしまう前に早めに修繕を実施しましょう。

なお、フローリングの上を歩くとギシギシと音がするような場合には、基礎の下の鋼製束が緩んでいる場合もあります。この場合も修繕を依頼する業者に見てもらえば問題ありません。

また、畳の場合は表面のほつれやカビの存在を確認してみましょう。とくにカビは、表面だけでなく畳の裏側・床面にまで広がっている場合があります。この場合、畳の交換だけでなく、畳の下の床面までしっかり清掃しなければなりません。床面の清掃を怠ると、畳を交換後すぐにカビが発生する場合もあるので、専門業者への依頼を忘れないようにしましょう。

また、壁紙の寿命は5~10年と言われています。長年変えずに使っていれば汚れや家電による色焼けで変色していたりすると部屋の印象が悪くなりがちです。もし、壁に穴を空けて目立つ場合には、部分的にでも壁紙の貼り替えを行いましょう。

キッチン

キッチンの修繕については、たとえばコンロや水回りが部分的に故障していたり、老朽化によって部屋全体の印象が悪く感じられる場合には、取り替えやリフォームの実施を検討する必要があるでしょう。フローリングや壁紙の修繕と比べて費用が高くなることが多いため、慎重に検討してください。

浴室

浴室が狭かったり、設備が古かったりするとそれだけで候補から外す方も多いようです。古い浴室の場合、「追い焚き機能」などのついた浴室にすることで購入の可能性を高めることもできるでしょう。浴室については、キッチンと同様、経費が大きいので慎重に検討するようにしましょう。

不動産売却時のリフォームに関するよくある質問

家を売却する際のリフォームに関するよくある質問を集めました。
家を売るときに絶対やってはいけないことは?
物件の不具合や不利な点を隠す、価格を相場より大幅に高く設定する、内覧対応を怠るなどはNGです。信頼を失い売却が長引く原因となるため、正直かつ誠実な対応が不可欠です。ほかにも、不動産会社に相談なく解体やリフォームするなど、20のNG行為についての記事をご参照ください。
家の価値は何年でなくなりますか?
木造住宅は築20〜25年で建物の資産価値がほぼゼロと見なされることが多いです。これは木造建築物の法定耐用年数が22年とされているからで、住めなくなるという意味ではなく、立地やメンテナンス状況によっては評価が残る場合もあります。
家を売却する前にやるべきことは?
ハウスクリーニングや不具合箇所の簡易なリフォーム、不要品の処分、書類の整理などを行い、内覧に備えることが重要です。第一印象を良くすることが高値売却の鍵です。そのほかの準備に関しては不動産売却の準備の記事を参考にしてください。
買った時より高く売れる家の特徴は?
駅近や人気エリアの物件は価値が落ちにくく、需要が高いため、購入時より高く売れる可能性があります。近年不動産価格は上昇傾向にあり、さらに築年数が5年以内の築浅物件は高値売却のチャンスがあると言えるでしょう。

まとめ

リフォームやハウスクリーニング・修繕については、どの程度実施すれば効果を上げられるのか、判断が難しいところです。余計な出費を防ぐためにも、これらを実施する前にプロである不動産会社の担当者と相談しておくようにしましょう。

適切な判断をくだせる担当者に出会うためにも、複数の不動産会社に相談しながら、よりよい会社を見つけることが大切です。

築年数の経過した物件はリフォームの必要性はなくとも、
最低限の修繕はしておくと良いでしょう。

不動産の一括査定依頼はこちらから無料

全国約5,000社の中から1番条件の良い不動産会社が見つかる!

  • STEP1都道府県

  • STEP2市区町村

無料査定スタート
powered by LIFULL HOME'S

この記事の監修者

逆瀬川 勇造
逆瀬川 勇造

AFP/2級FP技能士/宅地建物取引士/相続管理士

明治学院大学 経済学部 国際経営学科にてマーケティングを専攻。大学在学中に2級FP技能士資格を取得。大学卒業後は地元の地方銀行に入行し、窓口業務・渉外業務の経験を経て、2011年9月より父親の経営する住宅会社に入社し、住宅新築や土地仕入れ、造成、不動産売買に携わる。

●紹介されている情報は執筆当時のものであり、掲載後の法改正などにより内容が変更される場合があります。情報の正確性・最新性・完全性についてはご自身でご確認ください。
●また、具体的なご相談事項については、各種の専門家(税理士、司法書士、弁護士等)や関係当局に個別にお問合わせください。

売却査定サービスの注意点

売却査定サービス
  • リンク先の売却査定サービス(以下「提携先サービス」)は、株式会社カカクコム(以下「当社」)の提携先である株式会社LIFULL(以下「提携先」)が提供するサービスです。
個人情報の取り扱いについて
  • スマイティの不動産一括査定フォームでご入力いただいた個人情報を含む査定依頼データは、提携先サービス提供のため提携先に提供されます。
  • 提携先が管理し、査定依頼先の不動産会社等への連絡・開示に用いられます。
  • 詳細は LIFULLグループ プライバシーポリシー(https://lifull.com/privacy/)をご確認ください。
物件情報について
  • 物件情報は、広告宣伝等の情報提供のため当社が利用します。
売却査定の提携先サービスについて
  • 査定依頼可能な企業数は地域・物件タイプにより異なります。
  • 物件の状態により査定できない場合があります。
  • 提供エリアは日本国内(一部離島等を除く)です。
  • 査定依頼先の不動産会社から、お客様に有益と思われる広告・宣伝等を内容とする電子メール(特定電子メール)が送られることがあります。
  • 提携先サービスは、不動産会社からの査定等の回答をお伝えするものであり、交渉の開始や売買の成立を保証するものではありません。
  • 査定結果は各不動産会社から直接ご連絡があります。
  • 売却・買取について当社および提携先は関与しません。
  • 各不動産会社が保管する個人情報の取扱いは、各不動産会社に直接お問い合わせください。
  • お客様の指定により各社に送信された個人情報の取扱いについて、提携先は保証せず、損害について一切責任を負いません。
  • 提携先は円滑運用のため個人情報を一定期間保管し、記入内容が不明瞭な場合等に確認のご連絡をすることがあります。
  • 査定・売却相談に関する情報は、個人を特定できない形で統計として活用する場合があります。
  • 通信は SSL/TLS 等により暗号化され、対応ブラウザをご利用ください。
  • 提携先サービスについてご不明な点は、提携先サービス上のお問い合わせ窓口(https://lifull.my.salesforce-sites.com/inquiryform/homes/feedback)へお願いします。当社ではお答えできません。

カテゴリから探す

記事で解決!不動産売却のアレコレ

答えが気になったら、記事をクリック!