- 「何のために不動産を売却するのか?」まずは理由と目的を明確にしておきましょう。
- 高額な査定価格を提示してくる不動産会社には、査定価格の根拠を必ず確認!
- 信頼できる不動産会社を選ぶことが不動産売却成功につながります。
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目次
実際に起こりうる事例を学ぶということ
不動産会社の選び方から、価格の設定、リフォームの必要性の有無など、確かに不動産売却には大事な判断を迫られることが多く、これらの小さな判断ミスが、後々に大きな損失へとつながることも珍しくありません。
また、いくら本を読んで勉強をしても、実際に経験してみなければ分からない意外な落とし穴も存在します。そこで、主な不動産売却の成功例と失敗例を検証し、実際の売却活動に役立てましょう。
不動産売却を成功へと導いた判断事例・その1
ベストなタイミングで買い替えることができた
半年後、希望通りの新居が見つかったため、売りに出している住まいを早く売却できるようにと少しだけ値下げを行った。すると翌月には購入希望者が現れたので、新居の購入を決意。
これまでの住宅ローンを解約してから、新たな住宅ローンへと移行することができ、さらに住まいの引き渡しと同じタイミングで、新居へと引越すことができた。
買い替えは、売却と購入のタイミングが大事
そのリスクを避けるために、ローン残債と売り出し価格から、購入物件の予算を想定し、「売却先行型」か「購入先行型」か、自分たちの条件に合った買い替えを実践しましょう。
不動産売却を成功へと導いた判断事例・その2
プロのアドバイスが売却の近道に
業者が熱心に営業活動を展開してくれたおかげで、引き合いも多く、内覧を希望する人も少なくありません。しかし実際に家の中を見てもらうと、なぜかいつもお断りされてしまいます。
やがて不動産会社との契約期間の3か月間が過ぎてしまったため、仲介業者を新しい不動産会社に変更しました。すると新しい担当者から、家具の配置や日の当たる時間に合わせた内覧時間の変更など、見学してもらうためのアドバイスをたくさんいただき、そのアドバイスを忠実に守ったところ、ひと組目の内覧でみごと売買契約を結ぶことができました。
不動産会社は、大きい小さいで選ばない
もちろん、大手には大手の良さもありますが、時には地場のネットワークを持つ地域の中小規模の不動産会社が、力強いパートナーになってくれることもあります。しっかりと自分たちの判断で、信頼出来る不動産会社を選びましょう。
売れ行きに不安を覚えたなら、仲介業者を変えるのも良いでしょう。複数の会社と契約を結べる一般媒介契約を選択するという手段もありますが、「専属専任」や「専任」と違って、営業活動に消極的になってしまうことが多いようです。
不動産売却の失敗事例・その1
査定価格が高かった不動産会社と仲介契約を結び・・・
しかし3か月経っても売れません。早く売却したいとA社に伝えると、A社は値下げを提案してきました。その後も、あれこれと理由をつけて繰り返し売却価格を下げられ、1年後にようやく3,300万円で売却することができました。
相場価格を大きく上回る査定額には要注意
できもしないのに、高額な査定価格を提示してくる不動産会社には要注意です。専属専任媒介契約がほしいために、あえて査定価格を高くしている可能性があります。
その査定価格の根拠や、どのような販売活動を行うのかなどを確認し、少しでも不安に思ったなら、その会社とは契約しない方が良いでしょう。
不動産売却の失敗事例・その2
タイミングを間違えて・・・
しかし、それから半年経っても購入希望者は現れません。新居購入を急ぎたい思いもあり、結局は7か月かかって4,000万円で売却。
当然、買い替えを希望していた新居も購入できず、譲渡のタイミングで引越しできるような手近な新居を購入することにしました。
時間をかければ高く売れるものではない
不動産売却は、タイミングも重要です。売却できるときに売却できないと、大きな損失を被ることになりかねません。
不動産売却を成功させるためには売却理由を明確に!
しかし高値で売却することが目的であれば、また事情も変わります。 成功する不動産売却のためにも、いま一度「何のために売却するのか」理由と目的を明確にしておきましょう。
それではこの記事のおさらいです!
売却と購入のタイミングが合わず仮住まいにお金がかかってしまった、購入を先行させたかったが住み替えローンの審査に通らず欲しかった家を諦めた、など資金繰りの失敗が多いです。まずは現在の住まいの住宅ローン残債をしっかり把握したうえで、いくらで売れるのか、相場の調査と査定を行い、慎重な資金計画を考えておきましょう。
2.不動産会社は大手のほうが断然有利?
不動産会社にも個性や得意分野があり、会社の規模だけで良し悪しを決めることはできません。業者だけでなく、営業担当者との相性についてもよく吟味しましょう。売りたい不動産の特徴によっては一般媒介や専任媒介などの「媒介契約」もしっかりと検討することが大切です。
3.一番高い査定額をつけてくれる不動産会社と契約すべき?
契約欲しさに高額での査定を提示してくる業者もいないわけではないので、査定価格の根拠や販売プランの内容と合わせて確認することが大切です。査定依頼前には自分で相場価格を調べて、大きくかけ離れていないかどうかチェックしましょう。
4.高く売りたいなら希望売却価格は譲らないほうがいい?
不動産売却は売り手と買い手の意思の一致がなければ取引が成立しません。より良い条件での取引を望むことは悪いわけではありませんが、売却する不動産の特徴をしっかりと把握し、市場動向も加味したうえで、買い手との交渉に折り合いをつけることが、ひいては早く・高く売れるという結果につながっていきます。
まとめ
しかし先人の経験に学ぶことは可能であり、体験談や事例は恰好の教材となるでしょう。なかでも最重要視するべきは、パートナーとなる不動産会社との出会いです。
信頼できる不動産会社であれば、売却の豊富なノウハウを共有し、売主の不安や疑問を解決しながら慎重に進めてくれるはずです。後悔しない売却のために、まずは一括査定で複数の不動産会社のなかから、希望を叶えてくれる不動産会社を見つけましょう。
不動産売却の成功or失敗のカギを握るのは
信頼できる不動産業者と出会えるか否か、です。
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