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郊外・ニュータウンの実家が売れにくい3つの理由【築古・立地不利】

まず「住民の高齢化と人口減少」により、地域全体で住宅需要が縮小しています。若い世帯が流入しにくく、買い手候補の総数が減っているため、売却期間は長期化しがちです。
次に、「坂道が多い・車が必須」といった生活利便性の低下も問題です。日常の移動に負担を感じるエリアは、子育て世帯や高齢者から敬遠されやすく、需要が細ります。
さらに、「建物の老朽化や土地需要の偏り」によって、立地が弱い物件ほど価格競争に巻き込まれやすい傾向があります。
とくに和歌山市などの地方都市では「住宅供給>需要」が顕著になり、条件の良くない物件ほど売りづらさが目立ちます。
しかし、「売れない=価値ゼロ」ではありません。リフォーム前提で探す層やセカンドハウス需要など、活用次第でしっかりニーズは存在します。市場の特徴を理解し、“刺さる戦略”を整えることが重要です。
和歌山市の平均売却額は約2,298万円ですが、 築36〜40年の物件では約450万円前後まで下がるケースもあります。 当物件のような条件の悪い築古物件であれば、まずは「土地価値+古家込み」の相場目安を把握することが重要です。
立地デメリットを補う!売却成功のための戦略的アプローチ
価格調整がカギ!立地不利な戸建ては「相場×需要」で考える
駅距離がある、車必須、高台で階段が多い──こうした条件は若年層の主対象から外れやすいため、購入検討者の幅を広げるためにも、相場よりやや抑えた価格提示が有効です。
ターゲットを変えると売れやすい?子育て世帯以外を狙う発想
静かさ、自然環境、広めの敷地など、郊外物件ならではの強みを再評価し、刺さる層に訴求することで反応は大きく変わります。
地元仲介会社と組む重要性|郊外物件は売り方で差が出る
立地に課題があっても、戦略次第で売却チャンスは十分につくれます。物件の特性を読み解き、適正な価格・適切なターゲット・最適なパートナーを揃えることが、成功への近道です。
ターゲットの見直しはとても有効な販売戦略です。たとえば木造の戸建てで築年数が30年以上経過している不動産の場合、「土地(古家付き)」で販売するケースが一般的ですが、リノベーションの見積もりやイメージパースなどを事前に準備して、「戸建て」として販売することで今までとは違うターゲットに訴求が可能です。
早期売却と税負担の解消:「不動産買取」を活用する選択肢

買取は、仲介とは違い、不動産会社が直接買い取るため、長期間の内覧対応が不要で、早期の現金化が可能です。固定資産税・維持管理費など、所有し続けることで積み重なるコスト負担を素早く解消できる点が大きなメリットです。
とくに、売れ残りリスクや立地デメリットを抱える物件ほど、時間的損失を抑える効果が高まります。
ただし、提示額は業者によって大きく異なるため、複数社へ見積もりを依頼し、競争原理を働かせることが必須です。1社だけで判断すると、本来得られるはずの価格を取り逃がす可能性もあります。
「高く売る」ではなく、「損を減らす」視点で買取を選択することで、資金計画を立て直し、次の一手を踏み出しやすくなります。
個人で買取専門の会社を直接探すことは難しいため、複数の不動産仲介会社に「買取も希望している」と伝えてみましょう。仲介会社が、買取専門の会社へつないでくれる場合があります。仲介手数料を支払ったとしても、個人で探す買取専門の会社よりも高く売ることができる場合があります。
「古い家」を「素材」に変える!リノベ需要層への訴求戦略
たとえば、DIY愛好家や古民家再生層を狙った広告戦略は効果的です。築年数の古さや味わいを「個性」として捉える層に向けて、素材感・改修の自由度を強調すると反応が得やすくなります。
また、建物解体費用込みの価格設定で「更地渡し」として売り出す方法もあります。買主にとって費用の見通しが立ちやすく、土地活用を前提にする層に刺さりやすい戦略です。
さらに、リフォーム案を提示した「リノベーションプラン付き売却」も有効です。「この家がこう変わる」という具体的なイメージを提示することで、リノベ初心者でも購入判断がしやすくなります。
古い家でも、見せ方次第でチャンスは生まれます。素材価値を最大化する戦略で、購入検討層を広げましょう。

まとめ
売れない=価値ゼロではありません。物件の魅せ方を工夫し、最適な出口戦略を整えることが成功の鍵です。
築古・立地不利でも選択肢はあります。
まずは査定で確認を!
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※ページ下部の「売却査定、買取査定サービスの注意点」をご確認いただいたうえ、ご利用ください。
この記事の監修者
グローバルトラスト不動産株式会社 代表取締役/宅地建物取引士
三菱UFJ不動産販売、ソニー不動産(現SRE不動産)で主に居住用不動産の売買仲介を経験。その後、「透明性の高い不動産取引の仕組みをもっと世の中に広め、依頼を受けた顧客の利益を最大限追及する」ことを基本理念とし、2017年にグローバルトラスト不動産株式会社を創業する。
著書の「初めてでも安心!失敗しない家の売り方・買い方」はAmazonにてベストセラー3冠獲得。2か月後に増刷も決定。





【私がお答えします!】
「かつて活気があった街が今は静まり返っている」「毎年の固定資産税が重くのしかかる」――そんな想いで古い実家の売却に悩む方は少なくありません。とくにニュータウンの築古住宅は、需要減・立地条件・市場変化などが重なり、簡単には売れにくいのが現実です。本記事では、郊外物件の現状からデメリットを補う戦略、買取活用、訴求方法まで専門家の視点で具体的に解説します。