目次
転勤時の家の売却判断は「スピード・価格・住宅ローン残債」で決める
1.スピード(いつまでに売らないといけないか)
2.売却価格より「手残り額」
その際、仲介手数料や二重ローン期間の負担など、かかる費用も考慮に入れましょう。
3.住宅ローン残債を完済できるか?
住宅ローンが残っている場合の注意
売却価格 > 残債 :完済後に次の住まい購入へ進みやすい
海外転勤など、転勤の期間が限定されている場合には定期賃貸として貸し出す方法もあります。ただし現在の借入銀行への事前相談が必須で、賃貸に貸し出すリスクや毎月の住宅ローン返済額と貸し出す賃料も考慮しなければならないので慎重な判断が必要です。
仲介・買取・買取保証付き仲介の違いを徹底比較
| 仲介 | 買取 | 買取保証付き仲介 | |
|---|---|---|---|
| 売却価格 | 相場の95~105% | 相場の70~90% | 仲介価格で売れなければ保証価格で売れる |
| 期間の目安 | 2~6か月 | 最短1~3週間 | 仲介期間+保証期間(目安3~6か月) |
| 手数料 | 仲介手数料あり | 原則なし | 仲介手数料あり(買取の場合なし) |
| 手間 | 広告写真・内覧対応が必要 | 手間ほぼゼロ | 仲介同様の対応が必要 |
| 適した人 | 高く売りたい | とにかく早く売りたい | 価格とスピードの両方 |
転勤期限別|家を売るおすすめ戦略

ここでは、失敗しないための 期限別ベスト戦略をシンプルに整理します。
1.3か月以上の余裕がある ➡ 高値狙いの「仲介一択」
2.1〜3か月以内で売りたい ➡ 仲介+買取の二段構えが最適
実は転勤時の、最も失敗しない戦略といえます。「なるべく高く」「でも間に合わせたい」というニーズに最適です。
3.1か月未満・即売却したい ➡ 買取or買取保証付き仲介
買取保証付き仲介で注意すべき点は、仲介で依頼した不動産会社の買取り価格が妥当な価格設定になっているかどうか慎重に判断する必要があります。依頼した仲介会社の買取り価格だけではなく、買取専門の不動産会社の査定も合わせて確認するようにしましょう。
茨木市の市場データを用いた損益シミュレーション
・平均売却額:5,530万円
・平均築年数:33年
・買取相場:仲介価格の75〜90%
※国土交通省「不動産情報ライブラリ」などの公開データを参考に整理
【A】仲介で売却した場合の損益シミュレーション
・想定売却期間:4か月
・成約額:4,500万円
・仲介手数料:4,500万円 × 3% + 6万円 + 消費税 ≒ 約155万円
・持ち家のローン負担:月約11万円 × 4か月 = 44万円
仲介売却の総支出=222万円
・仲介手数料:約155万円
・持ち家のローン負担:44万円
・印紙代、抵当権抹消登記費用など:3万円
・引っ越し費:20万円
4,500万円ー222万円
➡4,238万円
【B】買取で売却した場合の損益シミュレーション
・想定売却期間:14日
・買取価格:4,500万円 × 85% = 3,825万円
・仲介手数料:なし
・持ち家のローン負担:なし(売却までの期間が短いため、実質的な追加負担が発生しない想定)
買取売却の総支出=23万円
・印紙代、抵当権抹消登記費用など:3万円
・引っ越し費:20万円
3,825万円ー23万円
➡3,802万円
このシミュレーションでは、仲介の最終手残りは約4,238万円、買取の最終手残りは約3,802万円となりました。
金額だけを見ると仲介が有利ですが、売却が1か月延びるだけで、持ち家のローン負担として約11万円の追加コストが発生します。
転勤期日が迫っている場合は、「高く売れるか」ではなく「いつまでに売り切れるか」を基準に判断することが、結果的に最も合理的な選択となるでしょう。
「仲介 vs 買取」の最終判断は総支出で比較する
つまり、仲介で高く売るのが必ず得とは限らず、逆に買取で早期に現金化するほうが「トータルで得」となる場合もあります。最終判断は、
②売却タイミング
③転勤後の支出管理
転勤後の生活まで含めた「総支出」で比較することで、後悔のない売却判断ができます。
まとめ
また、売却額だけでなく、転勤後の家賃や二重ローン、引越し費用を含めた「総支出」で判断することで、最も損失の少ない選択ができます。家計とスケジュールに合った方法を選び、安心して新生活へ進みましょう。
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※ページ下部の「売却査定、買取査定サービスの注意点」をご確認いただいたうえ、ご利用ください。
この記事の監修者
グローバルトラスト不動産株式会社 代表取締役/宅地建物取引士
三菱UFJ不動産販売、ソニー不動産(現SRE不動産)で主に居住用不動産の売買仲介を経験。その後、「透明性の高い不動産取引の仕組みをもっと世の中に広め、依頼を受けた顧客の利益を最大限追及する」ことを基本理念とし、2017年にグローバルトラスト不動産株式会社を創業する。
著書の「初めてでも安心!失敗しない家の売り方・買い方」はAmazonにてベストセラー3冠獲得。2か月後に増刷も決定。





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