専門家に聞く!初めての不動産売却。良い不動産会社の見分け方は?

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この記事の監修者

竹内 英二
竹内 英二

不動産鑑定士/中小企業診断士/宅地建物取引士/公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)

専門家に聞く!初めての不動産売却。良い不動産会社の見分け方は?

【40代女性からのお悩み相談】
大阪府泉佐野市の築10年木造一戸建ての住み替え売却を検討していますが、不動産売却は初めてでどんな会社に相談すべきか分かりません。良い不動産会社を見分けるコツや、悪徳業者に騙されないためのポイントがあれば教えてください。

※本記事の相談は、実際にアンケートで募集した悩みを、要約・編集したものです。

【私が回答します!】
「初めてだから何を基準に選べばいいのか...」そんな不安は誰もが感じるものです。本記事では、信頼できる不動産会社の見分け方と悪徳業者の手口を、実例と具体的なチェックポイントで分かりやすく解説します。

竹内 英二
竹内 英二

目次

初めてでも安心!信頼できる不動産会社を見極める7つの判断基準

不動産は、売却前に査定をするものの、実際にいくらで売れるかはやってみないとわかりません。

不動産会社が提示する査定価格はあくまでも売却予想価格であり、売却を保証する価格ではないことから、査定価格の高さではなく信頼できる会社を選ぶことが重要です。

初めての不動産売却では、とくに次の3点を重視するだけでも失敗リスクは大きく下げられます。
1.【最重要】売主の話をよく聞き、売却戦略を提案できる
2.【最重要】担当者のレスポンスが早く誠実
3.【最重要】査定価格の根拠を説明できる
その他のチェックポイントも押さえておくと安心です。
4.地域の相場に精通している
5.高く売るための具体的なアドバイスができる
6.売却の注意点を説明してくれる
7.売りたい不動産の種類(マンション/戸建てなど)に強い
不動産の売却は担当者個人の能力に依存する部分も大きいため、会社名だけでなく担当者の対応や専門性、信頼性なども加味して選ぶことが重要です。

要注意!不動産売却で多い悪徳業者の手口と見抜き方

残念ながら、不動産会社の中には、悪徳業者と呼ばれる会社も一部に存在します。

不動産売却で典型的な悪徳業者は、査定価格だけ高い会社です。査定価格は「必ずその価格で売れる」という保証ではありません。そのため、一部の不動産会社は無責任に高い査定価格を提示し、仲介の契約を取ろうとすることがあります。

このような不動産会社は、いたずらに売却期間を長引かせ、最後に大幅な値引きを売主に要求してくることが多いです。悪徳業者を見抜く最大のコツは、提示された査定価格の根拠を、納得いくまでしっかり聞くことです。

不動産一括査定サイトは「相場確認」のスタート地点!活用時のコツとは

一括査定は「売るため」ではなく、「相場を知り、会社を見極めるため」に使うのが正解です。

不動産一括査定サイトとは、インターネット上で無料で複数の不動産会社に査定を依頼できるサービスです。3~4社に査定を依頼できるため、適正価格を知るうえで有効なツールとなります。

適正価格を知れば、悪徳業者を見抜くことにも役立ちます。典型的な悪徳業者が提示する「高過ぎる査定価格」というのも、適正価格が分からなければ高過ぎるか否かを知る由もありません。

複数の不動産会社に査定を依頼することは、適正価格の範囲内で高く売ってくれる会社を見つけるのと同時に、悪徳業者を排除する手段でもあるのです。

戸建てはとくに自分で適切な相場を把握することが難しいため、売却を決めたら早々に一括査定等を利用するのが良いといえます。複数の査定結果を比較することで、自ずとストライクゾーンのようなものが見えてきます。

竹内 英二
竹内 英二

媒介契約の種類と選び方:「専任」と「一般」のどちらが貴方に最適か

媒介契約とは、不動産会社と締結する仲介の契約のことです。媒介契約には、専任媒介契約専属専任媒介契約一般媒介契約の3種類があります。

専任媒介契約と専属専任媒介契約は、どちらも1社のみに仲介を依頼する契約です。このうち、専属専任媒介契約では、売主が自分で買主を見つける行為(自己発見取引)が禁止されているのが大きな違いです。

一般媒介契約とは、複数の不動産会社に重ねて売却を依頼できる契約のことです。

3つの媒介契約の違いをまとめると、下表の様になります。

専任媒介契約専属専任媒介契約一般媒介契約
他業者への依頼××
自己発見取引×
業務処理状況の報告義務2週間に1回以上1週間に1回以上とくになし
レインズ(※)への登録契約締結日の翌日から7日以内契約締結日の翌日から5日以内とくになし
有効期間3ヶ月3ヶ月法的な規定なし
※レインズ:全国の不動産会社が売り物件情報を共有できるサイトのこと。物件がレインズに登録されることで、他社が買主を見つけることも可能となる。
初めての売却で迷ったら、次の目安で選ぶと判断しやすくなります。
・初めて&連絡が煩雑なのは不安&自己発見取引も想定➡ 専任媒介
・初めて&手厚いサポートを重視 ➡ 専属専任媒介
・人気エリア&築浅で早く売れそう ➡ 一般媒介
不動産会社に支払う仲介手数料は成功報酬であるため、売主が最終的に支払う仲介手数料は、売却を決めてくれた1社に対してのみ発生します。そのため、複数社に依頼したときも費用負担は1社に依頼した時と同じです。

一般媒介で依頼を受けた不動産会社は、仲介手数料が早い者勝ちとなるため、早く買主を決めようとする競争原理が働きます。立地が良く築年数も浅いなどの条件のよい物件では、より早く高く売るために一般媒介を活用する売主も存在します。

一方で、一般媒介は複数社に依頼することから、不動産会社との連絡の手間が増え、初めて不動産を売る人や買い替えでタイミングを調整したい人などには利用しにくいです。

そのため、マイホームの売却では、信頼できる不動産会社を1社だけ選び、専任媒介や専属専任媒介を利用する人が多い傾向があります。

近年は大手不動産会社を中心に専任媒介や専属専任媒介で依頼することで、無料でハウスクリーニングなどのサービスを提供してくれる会社が増えています。興味のある無料サービスがある場合には、専任媒介や専属専任媒介を選択するといった考えもあります。

竹内 英二
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まとめ

不動産売却は、「どの会社に任せるか」によって成否が大きく変わります。査定価格や広告力だけでなく、担当者の対応や専門性、信頼性なども加味して選ぶことが適切です。

焦らず複数社を比較し、誠実に向き合ってくれるパートナーを選ぶことで、高値の売却と取引の安全を両立させることができます。

まずは複数社の査定を比較し、「価格の根拠」と「対応の質」
冷静に見極めることから始めましょう。

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竹内 英二
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不動産鑑定士/中小企業診断士/宅地建物取引士/公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)

不動産鑑定事務所および宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役。

不動産鑑定士と中小企業診断士の資格を活かした不動産鑑定のほか、専門性の高い不動産Webライターとして活躍する。

各種著名メディアにおいて、相続関連や空き家の処分方法に関する取材対応の経験あり。

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