（本インタビューは2023年12月19日時点の内容となっています。）
この記事のポイント
- 不動産投資も事業も、まずは勉強して知識を習得すること。コツコツ地道な努力が大切です。
- 目標が特にないのなら投資信託や株式も選択肢。不動産投資にこだわる必要はありません。
- 不動産投資は夢をかなえる手段のひとつ！成功したければ長期的な目標を定めましょう。
八木エミリー
【資格】証券外務員一種／2級FP技能士／日本プロスピーカー協会 認定ベーシックプロスピーカー
新卒時に野村證券に入社、投資の勉強を始める。新人時にして営業成績東海地方１位を獲得。2016年より不動産を購入。現在では7棟を所有。2019年より独立系ファイナンシャルアドバイザーとして活動し主に富裕層向けに資産活用のアドバイスを行うほか、一部上場企業の社員向けセミナー講師としても活躍。またオンラインサロン「em会」を主宰し、金融知識の啓蒙に務める傍ら、地域活性事業など活動の幅を広げている。東京駅に一番近いバイリンガルスクール「WONDER KIDS BILINGUAL PREP SCHOOL」オーナー。「元証券ウーマンが不動産投資で7億円」（ダイヤモンド社）など執筆。
目次
20代こそ不動産投資を始めませんか？
－20代から不動産投資を始め、7年で7.5億の資産を形成したエミリーさんですが、そもそも、不動産投資を始めたきっかけは？
八木エミリーさん（以下敬称略）「証券会社に勤めていたのですが、株の売買は頻繁にできないという会社の制約があり、不動産投資を始めたのがきっかけです。26歳の時にマンションを1棟購入したのがスタートですね」
－20代独身女性がいきなりマンション1棟。購入までに何が一番大変でしたか？
八木「マンションを売ってもらえるようになるため、自分の属性を上げるのが一番大変でした」
－自分の属性を上げるためにはどのようなことを？
八木「信用力を上げることです。業者や金融機関などに、自分が本当に買いたいということ、購入するのに差し支えない属性だということをアピールしました。証券会社での営業の経験を活かし、何度も金融機関に通いましたね」
八木エミリーさん（以下敬称略）「証券会社に勤めていたのですが、株の売買は頻繁にできないという会社の制約があり、不動産投資を始めたのがきっかけです。26歳の時にマンションを1棟購入したのがスタートですね」
－20代独身女性がいきなりマンション1棟。購入までに何が一番大変でしたか？
八木「マンションを売ってもらえるようになるため、自分の属性を上げるのが一番大変でした」
－自分の属性を上げるためにはどのようなことを？
八木「信用力を上げることです。業者や金融機関などに、自分が本当に買いたいということ、購入するのに差し支えない属性だということをアピールしました。証券会社での営業の経験を活かし、何度も金融機関に通いましたね」
育児中のお母さんでも不動産投資は可能です
－現在2歳のお子さんを育てつつ、独立系ファイナンシャルプランナーやセミナー講師として活躍中の八木さんですが、育児中の不動産投資で大変なことはありますか？
八木「現在の私の思考の中の不動産投資は、おそらく1％もないと思います。やはり、仕事と子どもが一番比重が大きく、不動産投資に費やす時間は月に15分あるかないかです」
－20代で不動産投資に成功したからこそ、子育て期間中で時間がなくとも安定している。金融知識の啓蒙活動のほかにも、地域活性事業、保育園オーナー、社会福祉法人の評議員などの活動もしている。
八木「昔から、自分の地元を盛り上げたいという思いがあり、一時期は政治家も志していました。不動産投資を始めてから9年ぐらい経つと、地元だけではなく、日本全体を見るようになり、そこから日本の未来を考えるようになりましたね」
－子どもが生まれたことも大きく影響している。
八木「子どもの将来というところも踏まえてですね。金融面で見ると現在日本の投資家は、S&P500などアメリカの株、全世界株などがメインで、「資産運用」という観点では間違っていないが、結果的に国内企業には投資をしないという傾向があります。それはどうなのかと。30年後、日本という国にどれだけお金が残っているのか」
－日本人が投資をしたくなる国内企業が少ない。
八木「今の日本のままでは、魅力のある起業家、そして投資をしたいと思える土壌が育たない。自分の子どもが大人になった時、日本がいい社会であるようにという思いもあり、その一歩として保育園を開園しました。地域を、社会を良くするには、子どもの教育が大切だと」
－子どもの才能を伸ばすことが、将来の日本を良くしていく。
八木「日本人は周りを見て同調するという空気がありますが、これからはそこそこ、ほどほどはすべてAIに吸収され淘汰されていく。出る杭は打たれると昔から言いますが、自分の出る杭は何かを理解し、それを是として伸ばしてあげる環境が必要だと思いました」
八木「現在の私の思考の中の不動産投資は、おそらく1％もないと思います。やはり、仕事と子どもが一番比重が大きく、不動産投資に費やす時間は月に15分あるかないかです」
－20代で不動産投資に成功したからこそ、子育て期間中で時間がなくとも安定している。金融知識の啓蒙活動のほかにも、地域活性事業、保育園オーナー、社会福祉法人の評議員などの活動もしている。
八木「昔から、自分の地元を盛り上げたいという思いがあり、一時期は政治家も志していました。不動産投資を始めてから9年ぐらい経つと、地元だけではなく、日本全体を見るようになり、そこから日本の未来を考えるようになりましたね」
－子どもが生まれたことも大きく影響している。
八木「子どもの将来というところも踏まえてですね。金融面で見ると現在日本の投資家は、S&P500などアメリカの株、全世界株などがメインで、「資産運用」という観点では間違っていないが、結果的に国内企業には投資をしないという傾向があります。それはどうなのかと。30年後、日本という国にどれだけお金が残っているのか」
－日本人が投資をしたくなる国内企業が少ない。
八木「今の日本のままでは、魅力のある起業家、そして投資をしたいと思える土壌が育たない。自分の子どもが大人になった時、日本がいい社会であるようにという思いもあり、その一歩として保育園を開園しました。地域を、社会を良くするには、子どもの教育が大切だと」
－子どもの才能を伸ばすことが、将来の日本を良くしていく。
八木「日本人は周りを見て同調するという空気がありますが、これからはそこそこ、ほどほどはすべてAIに吸収され淘汰されていく。出る杭は打たれると昔から言いますが、自分の出る杭は何かを理解し、それを是として伸ばしてあげる環境が必要だと思いました」
不動産投資は夢をかなえる手段でしかない
－既にある保育園では難しかった。
八木「妊娠中に真剣に考え、それこそ東京中の学校を見て回ったのですが、しっくりくるところがなかった。だったら作ろうと」
－理想の保育園。どんな特徴が？
八木「たとえば園内にオープンキッチンを作り、オーガニック食材で食事を作るところを見せる。ブロードウェイのミュージカル俳優を招いて音楽の授業。言葉は日本語と英語のバイリンガルなどです」
－こだわり満載ですね。
八木「あと、先生は全員心理学を履修し、心理学をもとに子どもたちに接しています。もちろん、職員に対してのお金に関する授業もあります。この保育園を今後分園させていきたい、それが5年後のビジョンです」
－理想の環境がないから自分で作る。
八木「『いつかそんなことができたらいいな』と言う方は多いかもしれないですが、いつか、と言っている時点で何かのせいにしている。でもそれが投資により資金面で余裕ができることにより、いつかではなく今からでも可能になる。ということですね」
八木「妊娠中に真剣に考え、それこそ東京中の学校を見て回ったのですが、しっくりくるところがなかった。だったら作ろうと」
－理想の保育園。どんな特徴が？
八木「たとえば園内にオープンキッチンを作り、オーガニック食材で食事を作るところを見せる。ブロードウェイのミュージカル俳優を招いて音楽の授業。言葉は日本語と英語のバイリンガルなどです」
－こだわり満載ですね。
八木「あと、先生は全員心理学を履修し、心理学をもとに子どもたちに接しています。もちろん、職員に対してのお金に関する授業もあります。この保育園を今後分園させていきたい、それが5年後のビジョンです」
－理想の環境がないから自分で作る。
八木「『いつかそんなことができたらいいな』と言う方は多いかもしれないですが、いつか、と言っている時点で何かのせいにしている。でもそれが投資により資金面で余裕ができることにより、いつかではなく今からでも可能になる。ということですね」
お金の知識を増やさなければ資産は増えません
－20代に不動産投資をとことん学んだからこそ、30代の今、子どもの、そして日本の将来を考えた行動に出られる。
八木「不動産投資も事業も、最初にかなり勉強し、そこで仕組みを作る。この仕組みが回るようになれば、自分も次の行動に進めるし、その仕組みがいくつも回ることによってキャッシュポジションがたくさんできる。何か一つ失敗したとしても、他で賄うことができます」
－その仕組みづくりをするためにも、投資を始める前にしっかりと知識を学ぶべきだと。
八木「私の場合、最初の物件を買う前には、不動産関連の書籍を100冊以上読み、セミナーにも積極的に足を運びました」
－知識と努力があればリスクも削減できる。
八木「そもそも、不動産投資はお小遣い稼ぎではなく事業です。キャッシュフローを増やすために、コツコツ努力することが大事です」
－八木さんにとってお金とはどういう存在ですか？
八木「私にとってお金とは、自分のやりたい人生を叶えてくれるためのツールですね。ツールがたくさんあればあるほど、自分の選択肢が増えると思っています」
八木「不動産投資も事業も、最初にかなり勉強し、そこで仕組みを作る。この仕組みが回るようになれば、自分も次の行動に進めるし、その仕組みがいくつも回ることによってキャッシュポジションがたくさんできる。何か一つ失敗したとしても、他で賄うことができます」
－その仕組みづくりをするためにも、投資を始める前にしっかりと知識を学ぶべきだと。
八木「私の場合、最初の物件を買う前には、不動産関連の書籍を100冊以上読み、セミナーにも積極的に足を運びました」
－知識と努力があればリスクも削減できる。
八木「そもそも、不動産投資はお小遣い稼ぎではなく事業です。キャッシュフローを増やすために、コツコツ努力することが大事です」
－八木さんにとってお金とはどういう存在ですか？
八木「私にとってお金とは、自分のやりたい人生を叶えてくれるためのツールですね。ツールがたくさんあればあるほど、自分の選択肢が増えると思っています」
八木さんにとって不動産投資とは
－八木さんにとって投資をするということは？
八木「私は不動産投資がしたくて始めたのではなく、その先にやりたいことがあり、そのための手段、必要なことだから始めました。その時最善のものが不動産投資だった、ということです」
－20代の頃と今と、やりたいことに変化はありますか？
八木「大筋は変わっていないのですが、自分も成長したり、いろいろなことを学んだり。あと結婚・出産をしたことでライフステージが変わっています。長期的な、本質的な目標は変わらないのですが、その時々で、今やりたいことは常々状況に応じて変化していると感じますね。変化に対応できるというのも不動産投資の良いところだと思います」
－20代から不動産投資を始めてよかった。
八木「不動産を買うというのは容易ではなく、我慢すること、勉強することも多く、ただ不動産を買いたい。というだけでは目先の欲に流れたり、焦って変なものを買ったりなどして、失敗することも起こり得ます。なので、長期的な目標、目的があるに越したことはないですね」
－目標が特にないのであれば、不動産投資じゃなくてもいい。
八木「不動産投資はもちろん素晴らしいのですが、これだけが素晴らしいわけではない。NISAを使った投資信託や株式も選択肢。いろいろな投資のなかで、自分には不動産が合うな、と思えば不動産を始めるのも良し。ただその前に、NISAなど、わかりやすいものから、段階を経て始める方がいいと思いますね」
－投資をきっかけに、目標に近づける。自由になれる。
八木「私は常々、もし何も制限がないとしたらどうしたいか、ということをずっと考えています。時間の制限、お金の制限、人間関係の制限など。本当の自分は何をしたいのか、を考える癖をつけていますね」
－お金の制限を突破する方法の一つに投資がある。
八木「〇〇があるから、ないからできない、と考えるのは、その時点で何かのせいにしている。制限のない中で本当に自分がやりたいこと、何をしたいのかを見つめ直すべきかと」
－その突き詰めた考え方が、不動産購入の際にも生かされている。
八木「私の判断基準として、やらずに後悔するよりやって反省すれば良いと。やると学びになるけれど、やらなければ学ぶこともなく、10年後にやっぱりやっとけばよかったということになる。その10年は絶対に取り戻せないのでやってみる。もし失敗しても、こうだからダメだったのか。それなら反省して次に行こう。となります。だから失敗は失敗と思っていません。学びだと思っています」
八木「私は不動産投資がしたくて始めたのではなく、その先にやりたいことがあり、そのための手段、必要なことだから始めました。その時最善のものが不動産投資だった、ということです」
－20代の頃と今と、やりたいことに変化はありますか？
八木「大筋は変わっていないのですが、自分も成長したり、いろいろなことを学んだり。あと結婚・出産をしたことでライフステージが変わっています。長期的な、本質的な目標は変わらないのですが、その時々で、今やりたいことは常々状況に応じて変化していると感じますね。変化に対応できるというのも不動産投資の良いところだと思います」
－20代から不動産投資を始めてよかった。
八木「不動産を買うというのは容易ではなく、我慢すること、勉強することも多く、ただ不動産を買いたい。というだけでは目先の欲に流れたり、焦って変なものを買ったりなどして、失敗することも起こり得ます。なので、長期的な目標、目的があるに越したことはないですね」
－目標が特にないのであれば、不動産投資じゃなくてもいい。
八木「不動産投資はもちろん素晴らしいのですが、これだけが素晴らしいわけではない。NISAを使った投資信託や株式も選択肢。いろいろな投資のなかで、自分には不動産が合うな、と思えば不動産を始めるのも良し。ただその前に、NISAなど、わかりやすいものから、段階を経て始める方がいいと思いますね」
－投資をきっかけに、目標に近づける。自由になれる。
八木「私は常々、もし何も制限がないとしたらどうしたいか、ということをずっと考えています。時間の制限、お金の制限、人間関係の制限など。本当の自分は何をしたいのか、を考える癖をつけていますね」
－お金の制限を突破する方法の一つに投資がある。
八木「〇〇があるから、ないからできない、と考えるのは、その時点で何かのせいにしている。制限のない中で本当に自分がやりたいこと、何をしたいのかを見つめ直すべきかと」
－その突き詰めた考え方が、不動産購入の際にも生かされている。
八木「私の判断基準として、やらずに後悔するよりやって反省すれば良いと。やると学びになるけれど、やらなければ学ぶこともなく、10年後にやっぱりやっとけばよかったということになる。その10年は絶対に取り戻せないのでやってみる。もし失敗しても、こうだからダメだったのか。それなら反省して次に行こう。となります。だから失敗は失敗と思っていません。学びだと思っています」
まとめ
将来のビジョンを明確に答える八木エミリーさん。その表情からはポジティブな生き方が滲み溢れていました。不動産投資は小遣い稼ぎではなく事業であること、そして、目標の達成や夢の実現化のための手段であること。不動産投資とは何か？を理解してこそ成功の道が開けるのかもしれません。不動産投資を始めるなら、まずは、八木さんのように知識の習得から始めてみてはいかがでしょうか。
