- 不動産投資家の平均年収は1,064万円。ただし、それ以下の年収の方でも不動産投資を始めることが可能!
- 金融機関は、いくら年収が良く属性が高い人でも浪費癖がついていればマイナスポイントを加算します。
- 属性に自信のない方はまず、日々のライフスタイルを見直し支出の削減を行ってください。金融機関からの心証がとてもよくなるはずです。
目次
不動産投資は高年収の富裕層じゃないとできない?
しかしながら世間一般的に普通に会社に勤める20代~40代の方のサラリーマンでも参入できているのが現状です。
不動産投資家の平均年収
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富裕層に不動産投資が好まれる理由
株式やFXのように乱高下し、場合によっては投資先の会社が倒産するなどしてすべてを失ってしまうのと比較すると、現物資産である不動産は非常に信用度が高く、インフレにも強い特徴があります。
ポートフォリオの中にキャッシュフローを生む資産性の高い不動産を持つことでリスク分散につながることが富裕層に不動産が好まれる理由のひとつです。
しかしながら市場の流れをみますと、コロナ後は金融資産の少ない層、若い層から申し込みが増え参入しているのも事実です。前述した不動産投資に参入しているデータによると20代が全体の4%をしめており、20代でも参入しています。
金融機関が求める属性をお持ちの方であれば、融資を受けることが可能であることが証明されていると言えます。
年収500万円でも成功のチャンスはある?
仮に年収が500万に満たない方でも金融機関の融資に対するガイドラインの把握、信頼関係の構築に努め、好条件の物件情報を持ち込むことで資産を形成できる可能性は十分あるでしょう。
【年収別】融資可能額からみる物件購入例
たとえば年収が1,000万円の方であれば、借入れ残高11,000万円以内までであれば融資承認の可能性があるということになります。
年収に対し15倍を超えるとほぼ皆無になるのに対し、8倍以下であれば融資の承認率が40パーセントと融資獲得の可能性が高くなっています。
融資の承認においては金融機関により審査基準が異なり、物件の築年数、構造、エリア、立地条件、利回り、ご本人ならびにご家族の資産背景などにより融資の可否が決まります。
したがって、上記のデータに当てはまれば確実に購入できる、できないという判断はせず、実際に金融機関の窓口で審査を受けご自身の与信を確認することをお勧めいたします。
年収1000万円以上
年収700万円
年収500万円
年収500万円未満
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不動産投資の融資審査で重視される属性とは
その年の年収が一気に上がるだけでは金融機関側の評価は得られにくいと思って頂いてもよいでしょう。過去3年分の収入の平均をみて融資の可否の判断されるのが一般的です。
収益不動産を購入することで借手の属性、資産背景をもとに資産運用、資産形成、節税に繋がることが重要視されます。現在の収入が少ないから不動産投資で収入を補うというスタンスだと金融機関側からの理解は得られにくいでしょう。
勤務先・勤続年数
年収
資産
家族構成
持ち家
属性を上げるために出来る対策
融資獲得に少しでも有利になるよう属性を上げるためのポイントをご紹介します。
クレジットカードの整理
携帯電話料金や商品の支払いを信販系などのリボ払いを利用した際、支払い遅延に十分注意しましょう。1円たりとも遅延はNG!遅延履歴は信用情報に残り融資獲得に大きなダメージを与えます。
![安藤 新之助](https://sumaity.com/press/system/press_image/2022/08/02/Fv6gGv5QIj5qr8ER5efC2Ns5yHuUsuxpVxnjE_AvyRs/trim/51fedd90aa7f29405b21317aa40a25b1_m.png)
不安定な副業には注意
既存のローンの見直し
銀行や信用金庫で扱う低金利の住宅ローンやマイカーローンなど資金使途が明確な借入れであれば問題ありません。
定期預金の実施
年収や自己資金が満たないときに検討すべきこと
日本政策金融公庫の利用
不動産投資会社の提携ローンの利用
注意点としまして、提携ローンは諸条件(金利、融資期間、繰り上げ返済、ローン事務手数料等)が高額なケースがあります。融資付随する条件をしっかり吟味し利用することが大切です。
自己資金を増やす
地道な取り組みとなりますが、長い目でみたら資産形成にいちばん寄与します。
両親から資金を借りる
共同担保を出す
まとめ
では、年収がそれ以下なら始めることが不可能かと言えばそうでもありません。物件価格の15~20%以上の自己資金を貯め、勤続年数と生活が成り立っていれば始めることは十分可能です。
年収の多い、少ないにとらわれることなくご自身が不動産投資に参入したいという気持ちを大切にして、それに伴う準備、行動をしましょう。まずは、金融機関に案件を持ち込んでみることが次につなげるポイントです。
戸建て物件や区分所有であれば200~300万円ほどから始められます。 小さく初めて大きく育てることが成功のポイントです。
![安藤 新之助](https://sumaity.com/press/system/press_image/2022/08/02/Fv6gGv5QIj5qr8ER5efC2Ns5yHuUsuxpVxnjE_AvyRs/trim/51fedd90aa7f29405b21317aa40a25b1_m.png)
融資条件を揃えるには
収入が安定していることが大切です。
この記事の監修者
![安藤 新之助](/press/system/press_image/2022/08/02/Fv6gGv5QIj5qr8ER5efC2Ns5yHuUsuxpVxnjE_AvyRs/trim/51fedd90aa7f29405b21317aa40a25b1_m.png)
株式会社サクセスアーキテクト 代表取締役
高校卒業後、通算20年以上住宅業界に携わり、2008年不動産投資を開始。当時の年収400万円から7年で資産10億円と家賃収入1億円を達成し、42歳でサラリーマン生活を卒業しセミリタイア。
現在14棟214室を保有する実践不動産投資家としてwebコラム執筆やTV、新聞などのメディアに多数出演しながら、3法人を運営し不動産賃貸業ならびに不動産賃貸経営コンサルタントとして活動中。
「NOをYESに変える不動産投資最強融資術」(ぱる出版)を執筆。
地方銀行、信用金庫は持家があるとプラスの評価をしてくれるケースが多いです。住宅取得、ローンの実績を信用評価し、万一の際、差押さえる不動産がある分、貸手側が保全を図れると判断します。