1平米の広さは?快適な生活には何平米必要?広さと間取りの基礎知識

  • 公開日:
  • 2017年01月26日
1平米の広さは?快適な生活には何平米必要?広さと間取りの基礎知識
賃貸物件を探す際に重要な要素となるひとつに“部屋の広さ”が上げられるでしょう。たとえば、物件情報には「賃貸面積25㎡」などと表示されていますし、間取り図には「6畳(帖)」と記載されていることあります。一般的に部屋の広さは「平米数」で表されますが、そもそも1平米(㎡)はどれくらいの広さなのか。また、快適に生活するためにはどれくらいの広さが必要なのでしょうか。知っているようで意外と知らない、部屋の広さに関する知識を解説します。

そもそも1平米って何畳?何坪?

「㎡」と表される平米。正式には平方メートルのことであり、一辺の長さが1mの正方形の面積を指します。国際的に使われている面積の単位ですが、日本ではメートルを「米」と表記していた背景があり「平米」と表されるようになりました。
平米の他にも、不動産業界ではさまざまな単位が使用されています。代表的なものが「畳」でしょう。間取りを表す際に使われることが多いため、賃貸物件を探す際には目にすることが多いです。ちなみに、土地などの広さを表す際に「坪」という単位も使われますが、賃貸ではあまり目にすることはありません。
では、気になる1平米の大きさに触れていきましょう。1平米の大きさのイメージを掴むために畳に換算してみたいのですが、ここで注意点が1つあります。実は一概に「畳」といっても地域によってサイズが多少異なっているのです。具体的には以下のように、わずかなサイズの違いがあります。

京間主に関西地方191cm×95.5cm
中京間中京地方や東北、北陸地方182cm×91cm
江戸間主に関東地方176cm×88cm
団地間マンションやアパートなどの集合住宅170cm×85cm

便宜上、全国的に使われることの多い江戸間のサイズで換算すると、1平米は0.64畳になります。反対に、1畳は1.55平米。ちなみに、坪は1辺が約1.8mの正方形の面積を指します。1平米あたりに換算すると0.3025坪。1平米=約0.3坪と覚えておけば問題はないはずです。以下の図が、平米を坪と畳(江戸間)に換算した際の一覧です。

㎡(平米)畳(江戸間)
10.30.64
51.513.22
103.026.44
154.539.66
206.0412.84
257.5516.1
309.0619.32
3510.5722.54
4012.0825.76
4513.5928.98
5015.1532.35
たとえば、20平米の部屋があった場合には、約13畳になります。物件情報の詳細は基本的に平米で表記されますが、なかには畳で表した方がイメージしやすいという方もいるのではないでしょうか。その際には、平米数に0.6を掛ければおおまかな面積を割り出すことができます。畳といえば、部屋の広さを表す際によく使われる「六畳一間」という間取り。畳の地域差にもよりますが、江戸間であれば単純計算で約9.3平米となります。「六畳は約9平米」という目安も部屋決めの際に役に立つのではないでしょうか。

では、具体的な平米数の広さがわかったところで、実際に暮らしていく上でどれくらいの広さを確保すればいいのか、その目安に触れていきましょう。

1人暮らしに必要な部屋面積、目安は最低でも25平米!?

国土交通省が、部屋決めの際に参考にすべき部屋面積の目安を発表しています。
住生活の安定や向上を促進するために発表された「住生活基本計画」という資料があり、そのなかの「住生活基本計画における居住面積水準」(※)で取り上げられているのです。このデータによると、健康で文化的な住生活を送るために必要不可欠な面積は、単身者の世帯で25平米。
ちなみに、この数字は最低限の目安です。正式には「最低住居面積水準」と呼ばれ、意訳すれば「最低限の生活を送るには25平米は必要」ということになります。
※「住生活基本計画における居住面積水準」

では、最低限ではなく、理想的な生活を送るにはどれくらいの面積が目安となっているのでしょうか。国土交通省は、豊かな住生活の実現や多様なライフスタイルを想定した場合に必要となる面積の値である「誘導居住面積水準」も発表しています。これによると、豊かな生活を送るための目安は40平米になっています。東京や大都市の都心部など、住む街の家賃相場によっては「1人暮らしで40平米」を確保することは難しいですが、「理想は40平米、最低でも25平米」という目安を覚えておきましょう。また、日本人に馴染み深い「畳」で換算した場合、40平米は約26畳、25平米であれば約16畳となります。

では、最低限ではなく、理想的な生活を送るにはどれくらいの面積が目安となっているのでしょうか。国土交通省は、豊かな住生活の実現や多様なライフスタイルを想定した場合に必要となる面積の値である「誘導居住面積水準」も発表しています。これによると、豊かな生活を送るための目安は40平米になっています。東京や大都市の都心部など、住む街の家賃相場によっては「1人暮らしで40平米」を確保することは難しいですが、「理想は40平米、最低でも25平米」という目安を覚えておきましょう。また、日本人に馴染み深い「畳」で換算した場合、40平米は約26畳、25平米であれば約16畳となります。

2人暮らしの目安は30平米から。3人目以降は「10平米/人」アップ

さて、1人暮らしの目安が25平米~40平米とお伝えしましたが、2人暮らしの場合はどうでしょうか。前出の「住生活基本計画における居住面積水準」によれば、都心や園周辺地域でマンションやアパート暮らしをする場合には、最低居住面積水準は30平米、誘導居住面積水準は55平米となっています。畳に換算すると、約20畳~約36畳です。2人暮らしによって住人が増えると必要となるスペースも増しますが、トイレや風呂、キッチンなどは共同で使うわけですから、必要となる面積は1人暮らしの場合と比べて大きくは変化しないようです。

■世帯人数による居住面積水準の換算式
最低住居面積水準10平米×世帯人数+10平米
誘導居住面積水準20平米×世帯人数+15平米
※ここでの誘導居住面積水準は、都心やその周辺地域での共同住宅居住を想定したもの。郊外など都市部以外での戸建住宅居住の場合は「25平米×世帯人数+25平米」となる。

上記のように導き出すことができます。これをもとにすると、3人家族(子どもが10歳以上)最低居住面積水準は40平米、4人なら50平米となります。また、都心やその周辺地域で共同住宅居住をする場合の誘導居住面積水準は、3人世帯で75平米、4人は95平米となります。

3人目からは子どもが増える家族構成が一般的だと思われますが、子どもがいるとある程度のスペースが必要になります。もちろん、子どもの年齡にもよって変化しますが、もし子ども部屋を設置するのであれば、ある程度の部屋の広さがないとベッドや勉強机を置いたらほとんどスペースが残っていないという事態も考えられます。1人暮らしや2人暮らしであれば、少しくらい部屋が狭くても我慢すれば済みますが、子どもがいると話は別。最低限ではなく、誘導居住面積水準程度の広さは確保した方がいいかもしれません。

ロフトやベランダは専有面積に含まれない?

部屋の面積は「専有面積」として表記されていることがあります。専有面積とは、部屋や物件の所有者や借り主が専有しているスペースの面積。廊下などの建物の共有部分ではなく、単独で所有する部分を指します。
実はこの専有面積に含む場所と含まない場所があります。

「専有面積」含む「専有面積」含まない
居室ベランダ
収納スペースバルコニー
クローゼットロフト
風呂
トイレ
キッチン

居室はもちろんのこと、風呂もトイレもキッチンも収納スペースの専有面積に含まれます。単独で専有するのですから当然と言えば当然です。
バルコニーやベランダは専有面積に含まれていません。洗濯物を干すなど、基本的には単独で専有するスペースですが、法律上では共有スペースになっているからです。また、原則としてロフトは専有面積にカウントされません。寝るためのスペースにしたり、荷物を置くなどして有効活用できるロフトですが、こちらも法律上では専有面積には含まれないのです。
たとえばスマイティに「専有面積30㎡」と書かれているロフト付きの物件があるとします。内見に行ったら「広々したロフトが付いていて、想像していた30㎡よりも実際の面積が広かった」と感じることもあるかもしれません。
ロフトは部屋決めの際に魅力的な要素となりますから、不動産業者によってはたとえば「専有面積○平米+ロフト○平米」などという形で表示されることもあるようです。

LDKってどんな意味だっけ!? 今さら聞けない「間取り用語」解説

突然ですが、ここで問題です。「3LDKはどのような間取り」でしょうか?
この問題、きちんと説明できる人は意外と少ないのではないでしょうか。LDKや1R(ワンルーム)、1Kなど住宅の間取りには多数の専門用語が登場しますが、なんとなく知っているつもりで、曖昧なまま覚えている用語もあるはずです。
まずLDKから説明しましょう。“L”はリビング、“D”はダイニング、“K”はキッチンの略のこと。通常、「DK」や「LDK」のように組み合わせて使われることが多く、DKはダイニングとキッチンが一体となったスペースのこと。LDKはリビングとダイニング、キッチンが一体となったスペースを指します。つまり、3LDKであれば「3部屋+リビング&ダイニング&キッチン」という間取りになります。

先ほど「一体となったスペース」とお伝えしたようにLDKやDKには、ある程度の大きさが必要です。そのため、DKやLDKと表示するために必要な最低限度の目安が設定されています。「公益社団法人 首都圏不動産公正取引協議会」によれば、居室が1部屋の場合、4.5畳~8畳未満が「DK」、8畳以上は「LDK」。居室が2部屋の場合、6畳以上が「DK」、10畳以上は「LDK」となります。

■最低必要な広さの目安
居室数DKLDK
1部屋4.5畳以上8畳以上
2部屋以上6畳以上10畳以上

また、1人暮らし向けの部屋などでよく見られる1Kは「1部屋+キッチン」のこと。ちなみに、1Kに似た間取りとして1Rも存在しています。1Kと1R、この2つの違いは何なのでしょうか。
実は、キッチンと部屋との間に仕切りがあれば1K、仕切りがなければ1Rと分類されます。ですから、1Rにはキッチンがないのではなく、仕切りの有無の違いです。もし同じ平米数の1Rと1Kがあった場合、1Rは仕切りがない分、開放感を得やすくなります。一方で、料理のニオイや煙を遮るものもありませんから、ベッドやカーテンなどにニオイがつきやすくもなります。その点、1Kは開放感が限られるものの、仕切ってしまえばニオイや煙が部屋に入ってくることをある程度防ぐことができるでしょう。

これで「1LDKだと思ったら本当は1DKだった」「1Kだと思ったら1Rだった」なんてことはないですね。
賃貸探しは内見前に平米数や間取りを見ながら想像し、その広さが自分に適してるか判断することも必要です。この記事で学んだ必要な広さを参考にして物件探しを楽しんでください。

※紹介されている情報は、記事公開当時の内容となります。