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“土佐”という名で呼ばれることも多い、四国南部の太平洋側に位置する県で、高知市が県庁所在地です。海のイメージが強い高知県ですが、県の北部には四国山地があり、高知平野や中村平野の周辺以外は多くが山地になっています。高知県の西部に流れる「四万十川」は、本流に大規模なダムがないこともあって、“日本最後の清流”とも言われています。ほかにも、四国山地を源とする物部川、仁淀川などの清流が多く流れています。
県の中南部には県庁所在地の高知市があります。土佐藩の城下町から発展し、高知県の人口の40%ほどが高知市に集中しています。観光地としても有名な「高知城」や「はりまや橋」周辺が市の中心街で、代表的な繁華街の「帯屋町アーケード街」や、日曜市で知られる「追手筋」などがあります。ほかには、「室戸岬」と「ホエールウォッチング」が人気の室戸市、高知県最南端「足摺岬」がある土佐清水市、阪神タイガースが例年春季キャンプを張る安芸市などが知られています。
幕末の志士には高知県(土佐藩)出身者が多くいます。中でも坂本竜馬は人気・知名度とも非常に高く、南国市にある「高知空港」は「高知竜馬空港」の愛称でも呼ばれ、太平洋を臨んで坂本竜馬像が立つ「桂浜」は観光地として全国的に有名です。また、「皿鉢料理」と「鰹のたたき」は高知県を代表する郷土料理です。
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