スマイティお部屋探し必勝マニュアル!事前準備で後悔しないお部屋探し!

  • 公開日:
  • 2017年12月20日
スマイティお部屋探し必勝マニュアル!事前準備で後悔しないお部屋探し!
お部屋探しはお金と時間がかかるもの。数十万の大金をかける一大事だからこそ、事前の準備で失敗と後悔を防ぎましょう!
監修:武緒 淳/イラスト:西野 ヨシキ

STEP1:お部屋探しの前にチェックしよう!

新居に引っ越して、新しい街で心機一転!希望を胸に、早くあれこれお部屋選びをしたいところ。だけど具体的に部屋を探し出す前に、まずは3つの項目を確認しておこう。
CHECK POINT
1.賃貸で最初に必要なお金
2.毎月の家賃の目安
3.契約までのスケジュール

1.賃貸で最初に必要なお金 -貯金をチェックしよう-
住んでいる地方によって若干の違いはあるが、初期費用の名目には次のものがある。

礼金・入居一時金(※)入居時に大家さんに支払うお金。
敷金・保証金大家さんに預けるお金。退去する時の部屋状況によって、一部戻ってくる。
敷引敷金のうち退去時に自動的に差し引かれるお金。関西以西エリアに多い。
前家賃通常は入居時に当月と翌月の賃料、あわせて1~1.5ヶ月分を支払う。
仲介手数料不動産会社に支払うお金。全国共通で家賃の0.5~1ヶ月分が相場。
※地方により異なる。例えば関東は礼金がある代わりに敷引きがないなど。

初期費用の合計は家賃の4ヶ月
初期費用は敷金・礼金などを合計すると、だいたい家賃の4カ月分前後が平均的。例えば、家賃7万円の部屋なら30万円弱は用意が必要だ。ちょっとした貯金がなければ賃貸契約は難しいかも。ウィークリーマンションや入居ローンなど、初期費用がかからない物件もあるが、その分、毎月の家賃が高くなる場合があるので、収入にあわせて考えよう。

2.毎月の家賃の目安 -払える家賃をチェック-
家賃として支払える額の上限は、毎月の手取り収入の3割前後。「毎日カップラーメンで過ごせば月10万までOK!」なんて無茶な計画を立てても、入居審査でNGになる可能性も高い。入居後、どんなに節約する気でも手取りと家賃のバランスは無視することができないことを覚えておこう。

3.契約までのスケジュール -引越し日をチェック-
善は急げで半年前から全力で探している人もいるが、部屋を早く決めすぎると無駄な家賃がかかるので注意。 かといって、お店に入るやいなや、物件も決っていないのに「1週間後に入居したい」というのも無理な相談。引越しから逆算してどれぐらいがベストタイミングなのかを考えてみよう。

どれくらいの期間、探すのがベスト?
部屋を探す検討期間は、だいたい1ヶ月前後という人が多いようだ。これより短いと、「もっとよく調べておけばよかった」と後悔する可能性は大。逆に長すぎると実際の引越し日まで、二重に家賃を払うことにもなり兼ねないので気をつけよう。

申込みから契約まではどれくらい?
物件が決まり、「ここにします!」と言ってもすぐには入居できない。入居前には入居審査、契約・引越しなどがあり、おおむね2週間はかかる。不動産会社にお願いして、多少は短くも長くもできるが、申込みから入居まで時間がかかることを考慮して、計画的に物件を探そう。これらをあわせて逆算すれば、引越ししたい日の1.5ヶ月ぐらい前から物件を探し始めるといいだろう。例えば、4月から新生活を始めたいという人なら、2月中旬からスタートすればよいということになる。

申込みから契約までのスケジュール

STEP2:物件の情報は事前に収集せよ!

お部屋探しの第一歩として、まずは物件情報を収集しよう。情報を入手するにはいくつかの方法がある。それぞれの探し方に特徴があるので、ケースバイケースで上手に使い分けよう。
CHECK POINT
1.賃貸情報誌やフリーペーパーで探す
2.インターネットで探す
3.店頭に直接行って探す

1.賃貸情報誌やフリーペーパーで探す
まずは、駅やコンビニのフリーラックなどにある賃貸情報誌をパラパラと眺めてみるのもよい。最近はフリーの情報誌が多いから簡単に手に入るだろう。情報誌で役立つのは、大まかな相場が把握できること。いろいろな沿線や駅の物件情報を流し読みしてみると、今の収入だと、どの辺りの、どんな物件に住めるのかが見えてくるはずだ。

2.インターネットで探す
賃貸情報誌と比較したら情報量は圧倒的に多い。 また何より便利なのが、多くの物件の中から自分の条件に合った物件を絞り込む条件検索機能。これを使わない手はないだろう。実際、賃貸ユーザーの8割以上はインターネットを使って部屋探しをしており、今では最もポピュラーな物件の探し方となっている。

3.店頭に直接行って探す
「とりあえず何もわからないからお店へ」と軽い気持ちで飛び込むと、思わぬ落とし穴にはまる危険性が。
例えば、営業スタッフのペースにすっかり乗せられて、よくよく考えたら当初の希望とは全く違った物件を契約してしまった!なんてことも…。逆に、高望みした条件をスタッフに突きつけて「ありません」と冷たくあしらわれてしまうかもしれない。不動産会社に行く時は、最低限の相場観、そして自分の条件を明確にして、担当者と物件に関する話がある程度できるようになってからの方がいいだろう。

STEP3:条件の優先順位を決めよう

物件の大まかな相場などが分かったら、次に住みたい部屋の条件を決めよう。ここが曖昧だと探している最中に条件がコロコロ変わり、二度手間になることも。 そうならないためにも、不動産用語や設備の意味などを理解しておこう。
CHECK POINT
1.住みたいエリアを決める
2.賃貸住宅・設備のアレコレ

1.住みたいエリアを決める
毎日の生活において、通勤・通学などの目的地があるはず。物件探しのスタートは、この目的地を指標としたエリア探しからだ。

沿線・駅はこう選ぶ
基本は都心に近いほど賃料相場は上がるし、急行停車駅など大きな駅の方が高くなる。初めにココ!と決めている人が多いが、沿線や駅は柔軟に考えた方がよい。例えば、各駅停車の駅でも急行との乗り継ぎがスムーズだったり、隣県の駅でも学校や会社まで1本で行けて所要時間は意外と短いなど、視点を変えることで思いがけない駅で物件を見つけることができるかも。

駅からの距離はどれくらい?
駅から近ければ近いほど良い物件かというと、そうとも限らない。家賃は高いし、繁華街に近いと昼夜問わず騒々しいことも。逆に、駅から遠くても自転車を活用すれば、距離感はグッと縮まるし、家賃もリーズナブル。ライフスタイルを考えて、自分にとってのベストポジションを探そう。

2.賃貸住宅・設備のアレコレ
住みたいエリアの次は具体的な建物の設備・条件の絞込みをしよう。主な設備の条件ポイントを参考に。 これは店頭でスタッフに物件の条件を伝えたり、インターネットで検索する時にも使えるので、意味を理解しておくと便利。

室外建物種別マンションとアパートの違いは?とよく聞かれるが、厳密には、3階建て以上で特定の建物構造の物件をマンションという。アパートは2階建て以下。
築年数築5年位までを築浅といい、内装や設備も最新なので人気が高い。築10年を超えると、どことなく古い感じになるが、その分家賃は安くなる。
二階以上防犯や日当たり、最上階なら上からの騒音を受けないなど、いろいろなメリットがある。特に女性は、防犯上1階は避けた方が無難。賃料は上の階の方が高い。
室内駐車場一般的に物件付属の駐車場は敷地内にあり、賃料も優遇されていることが多い。駐車場が必要ならば部屋の賃料と合算して考えよう。
間取りキッチンのある部屋で、6畳以下は「K」、6~10畳は「DK」、10畳以上だと「LDK」と明記されている。「2DK」ならDKの他に2つの部屋があることを示す。
専有面積同じ間取りでも各部屋の面積によって全体の広さが決まる。賃料はこの専有面積で決まるので、各部屋の帖数と一緒に検討しよう。
エアコン物件にあらかじめ設置されていないと、自分でエアコンを購入することになるから、初期費用の面で考えておく必要があるだろう。
フローリング木材質の床の部屋。高級感があり、ビニール素材のクッションフロアなどより人気がある。
バストイレ独立バスとトイレが独立していること。同室はワンルームに多いが、風呂とトイレは別々でないと落ち着かないという人は、必ず条件に入れておこう。
給湯設備給湯は蛇口をひねればお湯が出るタイプの台所・風呂のこと。築20年を超えた物件になると、水を溜めてから沸かすタイプのお風呂もあるので確認を。

STEP4:準備が整ったら不動産屋へGO!

インターネットなどで気に入った物件や住みたいエリアの目星がついたら、いよいよ不動産会社へ行って実際に物件を見てみよう。
CHECK POINT
1.不動産会社へ行く前にしておくこと
2.物件の下見はココをチェック!

1.不動産会社へ行く前にしておきたいこと
引越しの少ない閑散期であれば、予約や下調べなしで不動産屋にふらりと立ち寄っても問題ないだろう。しかし、物件の取り合いになる引越しのハイシーズンは、事前準備なしで行くと無駄足で終わる可能性大。特に遠隔地への引越しは、時間と予算がタイトになりがちなため、できるかぎりの準備をしておきたいところだ。

アポイントは必ずとる
大抵の人はあらかじめ目当ての物件を見つけてからお店へ行くことが多いと思うが、来店する際は必ず事前に連絡を入れてから行くようにしよう。遠くからわざわざ出向いたのに、すでに他の人の申込みが入っていた、なんてことのないように。また他に良さそうな物件をあらかじめ探しておいてくれる担当者もいるので、事前にアポイントを入れておいて損はないだろう。

駅からの距離はどれくらい?
具体的な条件を決めたら、その中で優先順位を3段階ぐらいに分けてつけておくとよい。「駅から近くて、新築で、広くて、安い物件!」なんてオールマイティーな部屋を希望しても「ありません」と言われてしまうのがオチ。それより現実的に、「譲れない条件」と「譲れる条件」を明確にしてから物件を探す方が効率はいい。

2.物件の下見でチェックすべきこと
気に入った物件が見つかったら、不動産会社のスタッフと一緒に下見することになるが、一箇所の下見時間は5分程度。 見るべきポイントを整理しておかないと、住み始めてから「あれ?」と気がつくことも。「見に行かなければわからない所を見る」これが下見の鉄則だ。「カウンターキッチンすごーい!」なんて、それは図面に書いてある。
建物・部屋・周辺環境のチェックポイント
日当り・窓の外窓が南向きでも目の前がマンションだったり、カーテンを開けたらお隣の窓とコンニチワなんてことも。また1階なら道路からどう見えるかも重要なチェックポイントだ。
騒音・ニオイ窓を開けて静かに様子を伺ってみる。例えば、近くの工場などから騒音やニオイが流れてこないかなど、これは図面ではわからない要チェック項目だ。
広さの感じ図面では広さが気に入って下見に来たが、形が悪く意外と広さを感じない、壁の真ん中に柱が出っ張っていて気になるなど、実物を見ないとわからない箇所をしっかりチェック。
部屋の汚れ新築以外は壁紙や内装は前入居者のまま使うことが多い。汚れが目立つ場合は、自分の入居時に張替えてもらえるのか、事前に確認しよう。
隣の人共用廊下に私物が所狭しと置かれているなど、隣人のマナーも重要なチェックポイント。あまりにマナーの悪い住人がいれば、騒音問題やその他トラブルがおこる心配も。
前面の道路状況近隣道路の交通状況は必ずチェックしておこう。抜け道になっていたり、朝夕はひどい渋滞になるなど、窓を開けて車の音もチェックしよう。

最寄り駅から部屋まで、必ず歩く
駅・学校・会社など、毎日往復する経路は自分の足で歩いておこう。図面の徒歩分数は80メートルを1分として計算されているが、歩くペースや信号、坂道などによって、かなり誤差がでることもある。 また夜になると外灯が少ない道になり、回り道も検討しなくてはならないことも。入居を検討している物件なら、下見の後に再度一人で確認することをお勧めしたい。

STEP5:契約する前に確認しておこう

物件の下見をして、お気に入りの一件が見つかったら、いよいよ申込みと契約の手続きに入る。引越しに向けて各種、手続きを進めるには、以下の点に注意しながら進めたい。
CHECK POINT
1.申込みから、入居審査まで
2.契約前の最終チェック

1.申込みから、入居審査まで
物件が気に入ったとしても、契約書に書かれている条件が入居者に不都合なものであれば、入居後のトラブルの元となる。 面倒でも契約書は注意して熟読し、不明な点は遠慮なく質問しよう。また、入居審査では身元を証明する書類が必要となるため、これも事前に準備しておきたい。

お願い事は、入居の申込み前に
「もう少し家賃を下げてもらえないでしょうか…。」こういうお願いがある場合は、申込みの前に伝えておくこと。特に壁紙の張替えなど、時間を要することをお願いする場合は、早めに言わないと引越しまでに間に合わないこともある。 入居したら話が違う!というトラブルも多いので、気をつけよう。

入居審査は何を審査するの?
審査となると身構えそうになるが、入居審査では年収・雇用形態・連帯保証人・人柄などが審査される。 会社によっては連帯保証人の収入証明なども必要な場合があるので、必要書類を確認した上で保証人にも話をしておこう。

契約の最終チェック
入居審査でOKが出ればいよいよ契約の手続きだ。再びお店に行って契約内容の説明と署名捺印をする。契約書を交わすと「ヤッパリやめた」というのは通用しないので、納得したうえで契約書にサインしよう。

契約前に疑問点は明確に
契約書は事前に読んでおく。 特に注意するのは敷金の返金など、退去時の条項。敷金が一定額返金されない敷引契約や、必ず借主負担で修繕する箇所を決めた特約などがあるので、契約日までに疑問点は洗い出しておこう。

入居後の連絡先もチェック
入居後に起こった不具合や水漏れなどの緊急対応が必要な時の連絡先を確認しておこう。入居後の窓口は、契約した不動産会社ではなく、大家さんや管理会社、または別の不動産会社であることが多いので、あらかじめチェックしよう。

退去申込み期間も早めに確認
契約書によっては、引越しの2ヶ月前に連絡しないと契約解除できないケースもあり、「引っ越します」と言ってから2ヶ月間は家賃がかかる。入居前に出る時のことを確認するのも変だが、部屋を出る時に知ったのでは遅すぎるので、契約前に確認しておこう。

STEP6:いよいよ引越し!準備はOK?

良い部屋も見つかったし、契約も終わった。後は引越しだけ。…なんだか楽勝な雰囲気だが、新居生活を始めるうえで準備は他にもたくさん。手配をミスると大変なことになることも。何事もはじめが肝心。賃貸生活を始める前に、やっておくべきことを整理しよう。
CHECK POINT
1.引越し会社を選ぶ時の注意点
2.引越し日の注意点

引越し会社に頼むのか、友人や家族に手伝ってもらい、レンタカーを使って引越しするのか、考えよう。

引越し会社と一口にいっても、大手の「何でもお任せ!」というサービスから、宅配便業者などの手軽でリーズナブルなサービスまである。大型家電や高級家具など高価な家財があるなら、専門の引越し業者に任せた方がいい。壊れないようなシッカリした梱包や、万が一壊れた時の保証の面で安心できるからだ。

一方、荷物が多いのにレンタカー+友人知人で引越しとなると、1日で終る保証も、破損した時の保証も一切なし。レンタカー料金と手伝ってくれた人へのお礼を考えると、あまりにもリスクが高い。単身者でも、引越し会社の単身者パックなどにした方が安くつく場合があるから、レンタカーの利用は慎重に考えた方がよいだろう。
引越し会社は複数から見積りを取るのが鉄則
荷物が多ければ多いほど、引越し会社によって料金の差が出てくるので、基本的には複数の会社から見積りを取った方がいい。単身者でも引越し専門会社の単身者パックと、宅配業者のそれとは大きく金額が違うことがあるから、比較検討が必要だ。

1.引越し日やサービス内容の違い
特定シーズンや平日は通常の何割引になるなどのサービスを実施している会社もあるので、割引になるケースを聞いておくとよい。逆に、前面道路の幅などで追加料金がかかる場合もあるから、割増料金になるケースも聞いておく。

2.引越し日の注意点(カギ・挨拶・不具合)
いよいよ引越し当日!一番忙しいのもおそらくこの日だろう。引越しトラックが新居に到着する時間や、鍵の手配など、先回りの行動を取らないと、その日は新居で眠れない可能性も…。

鍵の手配は確実に
引越しのトラックが荷物を運んで来たのはよいが、部屋の鍵がない!不動産会社も定休日となったら、さぁ大変。鍵は引越しの前日までにもらっておく。中には、扉を開けたらリフォームの真っ最中だった、なんてこともあるから、不動産会社との連絡は密にしておきたい。

大家さん・隣人への挨拶
大家さんが近くに住んでいる場合は、必ず挨拶しておこう。 「いい人が入って来てくれた」と思ってもらえれば、部屋に不具合があった時や、住民同士のトラブルがあった時などは、頼りにできる。

次に住民への挨拶。単身者の場合はしないことも多いが、子供がいる、あるいは生活サイクルが朝早い・夜遅いなど騒音を出してしまう可能性がある人は、両隣に挨拶しておく方がよいだろう。お互いどんな人が住んでいるのか分かっていた方が、ちょっとした不満も解消しやすい。

これらの事に気をつけて、楽しい賃貸生活を始めよう!
監修:武緒 淳
1973年神奈川県生まれ。不動産会社勤務中という立場を活かし、WEBサイト、書籍、ラジオ、テレビなど幅広いメディアにて、不動産業者の生の声を借主に伝えている。 業界よりでも借主よりでもないスタンスにはユーザーからの信頼も厚く、掲示板では5,000件以上の賃貸相談が舞い込んでいる。
書籍: もう後悔しないぞ部屋探し
HP: 賃貸攻略サイト☆お部屋探し達人3

イラスト:西野 ヨシキ
1981年6月生まれ。神戸芸術工科大学 視覚情報デザイン学科(現 ビジュアルデザイン学科)卒業後、webデザイナー・グラフィックデザイナーを経て フリーのイラストレーターに。力強い描線とコミカルタッチなキャラクターが人気で、有名全国紙など多方面で活躍中。一度は氏の絵を見たことがある人も多いはず。
※この記事は、2014年1月に書かれたものに一部加筆修正をしております。

※紹介されている情報は、記事公開当時の内容となります。