1620バス/1418バス
いちろくにぜろばす/いちよんいちはちばす
1620バス/1418バスとは、それぞれ浴室のサイズを表します。
1620バス/1418バスとは、
ユニットバスのサイズを表すもので、
浴室の広さのことです。1620は160X200cmの広さを、1418は140X180cmの広さを表します。間取図などに数値が表示されていることがあります。
浴室の広さは坪数(1坪は約3.3m
2、
畳2枚分、182X182cm)で表示されるのが一般的ですが、
ユニットバスは壁の厚さを除いた内側の広さで表します。1坪サイズの場合は160X160cmで、1616バスとなります。1620バスは1.25坪タイプ、1418バスは0.75坪タイプになります。最近では、1616または1620が主流です。
ユニットバスの大きさは、
浴槽と洗い場のバランスも重要です。家族構成によって、子どもといっしょに入るには広めの洗い場が必要になり、長身の人では
浴槽に長さが欲しくなります。ショールームやモデルルームなどでは、実際に
浴槽の中に入ってみて、感触を確認するのがいいようです。
畳
畳は日本の伝統的な床材です。和室に敷き詰めて断熱効果と適度な弾力性をもたらします。
ライフスタイルの変化によって洋室中心の生活になり、和室のない家も増えていましたが、最近では再び和室の良さや畳の魅力が見直されています。
畳は、畳床(たたみどこ)に畳表(たたみおもて)をかぶせ、長方形の長い方の辺に畳縁(たたみべり)を縫い付けて仕上げます。畳床は、従来は稲わらを圧縮して作っていましたが、最近では新建材を用いたり、稲わらと新建材を組み合わせることで、耐熱性・断熱性・防虫防カビ効果などが高いものが登場しています。
畳表にはイグサが使用されます。イグサは調湿効果があり、高温多湿の日本の風土に適した建材だといわれています。また、イグサには「畳のにおい」といわれる香りがあり、リラックス効果もあるようです。
畳の大きさは地方により異なり、京間、中京間、江戸間などがあります。また、和モダンな雰囲気を狙って、縁のない琉球畳などを用いる例も増えています。
ユニットバス
ユニットバスとは、浴室を構成する壁・床・天井・浴槽が工場生産された浴室のことです。システムバスとも呼ばれます。
各部材があらかじめ工場で成型され、現場で組み立てられます。そのため品質が安定し、工事期間も短くなります。間取図では「UB」と表記されることもあります。
ユニットバスのバリエーションや機能は日進月歩で、大きさや素材、カラーバリエーションは豊富で、防水性や保温性、バリアフリー性に配慮したものや、浴室温水乾燥機、保温浴槽、節水シャワー、ミストサウナなどの設備を組み込んだものもあります。
リフォームに際しても、浴室や浴槽の大きさを細かな単位で調整できるものもあります。リーズナブルなものから高級感のあるものまで、好みに応じてセレクトできるのがユニットバスの特徴です。
浴室
浴室とは風呂場のことです。日本では、浴槽と洗い場があるのが一般的です。
浴室には在来工法とユニットバスがあります。在来工法では広さや素材などを自由に選べる利点がありますが、費用は高めです。最近は工場生産されたユニットバスが主流で、広さやデザイン、品質も豊富です。間取図には数値が表示されていることがありますが、「1618」であれば浴室の内側のサイズが1,600mm×1,800mmとりなります。
浴室を考えるときには、浴槽の広さと体を洗うスペースのバランスが大切です。子どもと一緒に入ったり、介護が必要であれば、洗い場を広めにとるのがいいでしょう。
また、浴室は湿気のこもりやすい場所なので、換気や掃除のしやすさも重要です。一戸建ての場合に、従来は浴室を1階に設けるのが一般的でしたが、最近では2階に設けるケースも増えています。
浴槽
浴槽とは、湯ぶねのことです。
浴槽には高温給湯式と追い焚き式があります。追い焚き機能付きは、お湯が冷めたときに沸かし直しができますが、給湯式のみでは差し湯をするか、お湯を入れ直す必要があります。
浴槽には、木製、ほうろう製、FRP(ガラス繊維強化プラスチック)、ステンレス製、人工大理石製などがあります。素材により、見た目の美しさ、掃除のしやすさ、傷のつきにくさなど特徴があります。浴槽の形は、肩までつかれる深い浴槽から、足を伸ばして入る浅くて長いタイプ、半身浴用の座席のあるもの、またぎを低くしたバリアフリータイプや、曲線をもつデザインなど、バリエーションは豊富です。また、保温性に優れたものなど、機能や性能も多彩です。