ウッドデッキ
うっどでっき
ウッドデッキとは、木製テラスのことです。
ウッドデッキとは、木製のテラスをいいます。建物の前に
基礎を設けて、地面より一段高く設置します。
ウッドデッキは、形や配置などさまざまなプランニングが可能です。
リビングとつなげて一体感をもたせれば、アウト
リビングとしても利用できます。植栽を配置して
ガーデニングを楽しんだり、ガーデンファニチャーを設置してBBQパーティーを開いたり、
浴室とつなげてバスコートにすることもあります。
素材には腐りにくいレッドシダーやイペなどに防腐処理を施したものや、樹脂に木の粉を混ぜて加工した合成材などがあります。ウッドデッキは風雨にさらされるため、素材に合わせた
メンテナンスが必要となります。天然材では1~3年ごとに塗り替えが必要ですが、人工材では
メンテナンスフリーに近い商品もあります。
なお、ウッドデッキを
DIYで作ることも可能で、
DIYショップなどには豊富な品ぞろえがあるようです。
ガーデニング
ガーデニングとは、庭やバルコニーで植物を育てることをいいます。主に家庭菜園として、1990年頃から人気を集めるようになりました。現在では、日常のストレス解消やロハスな生活として、都市生活から田舎暮らしまで、幅広い層に定着しています。
一戸建ての魅力の一つとして「庭のある暮らし」がいわれていましたが、マンションでも、バルコニーなどに鉢植えを置いたり、プランターで野菜を育てるなど、ガーデニングの楽しみは広がっています。ガーデニングができることをうたったマンションも登場しています。ただし、マンションでは「直に土を入れてはいけない」など管理上の制限がある場合が少なくありません。ガーデニングを楽しみたい人は、管理規約などをチェックしましょう。
DIY
DIYとは、日曜大工のことです。「Do It Yourself」(自分で作る)の略です。
DIYは、コストの節約に加えて、自分で作る楽しみや愛着があり、根強い人気が続いています。全国のホームセンターでは、簡単な小物づくりから大がかりなリフォームまで、工具や材料のラインナップは豊富です。また、ネットショップから特殊な工具・材料などを取り寄せることも、簡単にできるようになりました。リフォーム需要やロハスな生活志向もあって、DIY人気は上昇中です。
このようなニーズに対し、工具の使い方や商品の選び方などをアドバイスする「DIYアドバイザー」という資格もあります。(社)日本ドゥ・イット・ユアセルフ協会が認定する検定試験に合格した専門家です。DIYアドバイザーのいるホームセンターでは、相談も可能です。
メンテナンス
メンテナンスとは、保守・点検、維持・管理の意味で、住まいを快適に維持するうえで欠かせないものです。住宅の耐用年数を延ばし、快適性を維持するうえで、適切なアフターメンテナンスは重要な役割を担います。
マンションなどでは長期修繕計画が立てられ、計画に基づいた維持管理が行われます。一戸建てにおいても住まいのメンテナンスは重要で、5年単位での点検と補修が望ましいといわれています。
メンテナンスの対象となるのは、屋根や外壁、ベランダ、開口部、防蟻処理、配管、内装など、多方面に渡ります。マンションでは修繕積立金などがありますが、一戸建てもメンテナンスを前提として費用を準備する必要があります。
浴室
浴室とは風呂場のことです。日本では、浴槽と洗い場があるのが一般的です。
浴室には在来工法とユニットバスがあります。在来工法では広さや素材などを自由に選べる利点がありますが、費用は高めです。最近は工場生産されたユニットバスが主流で、広さやデザイン、品質も豊富です。間取図には数値が表示されていることがありますが、「1618」であれば浴室の内側のサイズが1,600mm×1,800mmとりなります。
浴室を考えるときには、浴槽の広さと体を洗うスペースのバランスが大切です。子どもと一緒に入ったり、介護が必要であれば、洗い場を広めにとるのがいいでしょう。
また、浴室は湿気のこもりやすい場所なので、換気や掃除のしやすさも重要です。一戸建ての場合に、従来は浴室を1階に設けるのが一般的でしたが、最近では2階に設けるケースも増えています。
リビング
リビングとは、居間のことです。Living-roomのことで、家族だんらんのスペースになります。
かつての日本家屋では、「茶の間」と呼ばれた空間です。家族が一緒に寛ぎ、コミュニケーションの中心になる場所なので、家づくりや物件購入で重要視されます。
マンションではダイニングと一体となったLDや、キッチン・ダイニング・リビングが一体となったLDKが主流です。コミュニケーション重視かプライバシー重視か、居住空間が縦長か横長かなどでリビングの配置は違ってきます。リビングを通らずに各居室に出入りできるタイプや、あえてリビングインとしてLDから個室に出入りするタイプもあります。また、ゆっくりと眺望を楽しめる工夫なども施されます。
家で過ごす時間を考慮して、ライフスタイルに合ったリビングの広さや形状を決めるといいでしょう。
基礎
基礎とは、建物の最下部にあり、上物の荷重を地盤に伝える構造です。建物を安全に支えるために、極めて重要なものです。
基礎の種類には、布基礎(連続フーチング基礎)、ベタ基礎、杭基礎などがあります。布基礎は壁面に沿ってコンクリート構造が連続する形状の基礎です。「布」とは、水平の意味があり、「フーチング」とは断面が逆T字型の底が広がった基礎底盤で、布基礎では床下の地面は土のままとなります。これに対してベタ基礎は、建物の底全体を鉄筋入りのコンクリートで固める構造です。かつては、木造在来工法では布基礎が、2X4工法やプレハブ工法ではベタ基礎が一般的でしたが、最近では在来工法でもベタ基礎を採用する例が多いようです。
寺社や古民家など、日本の伝統的な建築物は、1本ずつの柱単独に設けられる独立基礎(独立フーチング基礎)が用いられてきました。固い支持基盤まで杭を打ち込む杭基礎などの方法も取られます。