インターネット対応
いんたーねっとたいおう
インターネット対応とは、インターネット専用回線を備えたマンションをいいます。
インターネット対応とは、マンションにインターネット回線が備わっているものです。マンションの
管理組合がインターネットのプロバイダーと全戸一括契約をし、固定料金で常時接続できるシステムです。集合住宅で一括契約することで、料金は割安に設定され、2,000円台のものもあります。また、
管理組合で契約している場合には、インターネット使用料が
管理費に含まれている場合もあります。
ただし、特定のプロバイダーとの契約になるため、インターネットの使用頻度や目的に応じて光サービスやADSLなどを選択することはできません。また、ほとんどインターネットを使わないという人も、料金は同一となってしまいます。また、インターネットの使用はマンション内などに限定されます。そのためモバイルなどで携帯して使用したい場合には、別途個別契約が必要となります。
賃貸マンションの設備として、採用されることもあり、入居者は定額料金でネット環境を利用できます。
管理組合
管理組合とは、マンションの区分所有者全員で構成される団体で、建物や敷地、付属物などの管理を行うためのものです。マンションを購入すると、区分所有者は必ず管理組合に加入しなければなりません。管理組合は、マンションの管理運営に関する最高決定機関として位置付けられています。
管理組合は、マンションの共用部分の維持管理や管理規約の制定や変更などを行います。実際の管理業務を管理会社に委託する場合には、管理組合が管理会社と契約します。
区分所有者は管理組合に管理費及び修繕積立金を払い、総会においては1区分につき1人分の議決権を有します。管理組合は理事、理事長、副理事長、監事を選出し、最低でも年1回の総会を開催し、懸案事項の決議や組合運営の収支決算、予算の報告、事業計画などを決議します。
管理組合は、長期にわたって、建物と住環境を良好に維持するための重要な役割を担います。資産価値を維持する上でも、地域コミュニティの形成や心地よい日常生活の上でも、管理組合の果たす役割は大きいといわれています。
管理費
管理費とは、マンションの共用部分などの維持管理のための費用です。費用は、共用施設や設備の点検・保守、敷地や共用部分の清掃費、管理人の人件費、共用部分の水道光熱費、損害保険料、管理組合運営費または管理会社への委託手数料などです。費用を1戸当たりの月額に割り振って、マンションの区分所有者が管理組合に支払います。
管理費は月額2万円前後が一般的ですが、管理の内容によって金額は異なります。マンションの中には、住民が持ち回りで清掃などを行って、管理費を節約しているケースもあるようです。
なお、マンションの維持管理に必要なものとして、長期的な修繕費用がありますが、こちらは修繕積立金として積み立てます。
賃貸マンションなどで、家賃と別に共用部分の維持管理費として支払うものも、管理費または共益費といいます。