ひな壇

ひなだん
ひな壇とは、段々状になった造成地をいいます。
ひな壇とは、丘陵地を宅地造成したときに、雛人形を飾る台のような段々状に造成した宅地をいいます。
ひな壇は、南に面していると日当たりがよく、高い位置にある住戸では眺望もよくなります。その半面、ひな壇は十分な対策がとられていない場合に、地滑りの危険があります。
ひな壇の造成は、丘陵地を切り取った「切り土」と、沢の部分に土を盛る「盛り土」がなされます。一般的に「切り土」は、元の丘を切り取っているので固く、地震や豪雨でも崩れにくいといわれています。一方、「盛り土」の場合には、十分に締め固めが行われ、擁壁も十分な安定性と排水機能がないと、崩壊の可能性を否定できません。
これまでの大地震のたびに、「盛り土」の造成地では被害がありました。危険性があれば、ボーリング調査や地下水位を下げる、杭を打ち込むなど、対策が必要です。

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