スロップシンク
すろっぷしんく
スロップシンクとは、屋外などに設けられる大きめの流しです。
スロップシンクとは、
バルコニーや
ユーティリティに設置された底の深い大きな流しです。
スロップ(Slop)とは泥水のことで、モップなどの掃除用具や汚れた運動靴など、台所や洗面所に持ち込みたくないものを洗うときに利用できます。
また、屋外や
バルコニーに設置されていると、植栽の水やりなど園芸にも便利です。
あれば便利なスロップシンクですが、マンションなどでは、階下への漏水や誤って放水されるといけないなどの理由から、設置されないケースもあるようです。
バルコニー
バルコニーとは、マンションなどの屋外に張り出した床のことです。
室内空間の延長として、掃き出し窓などの先に設けられ、屋根や天井はなく、手すりが付いています。上階のバルコニーが屋根の代わりになります。バルコニーは広さや用途によって、アウトドアリビングとして活用できる「リビングバルコニー」や、コンパクトで室外機置場やゴミ置場などに利用される「サービスバルコニー」などがあります。また、階下の屋根を利用した広い「ルーフバルコニー」もあります。
分譲マンションの場合、バルコニーは共用部分に属します。居住者だけが使用できる専用使用権はありますが、改造したり、物置などの固定物を設置することはできません。バルコニーは消防法で、緊急時の避難通路とされています。そのため、避難時の障害にならないように管理規約等にはバルコニーの使用制限が定められています。
ユーティリティ
ユーティリティとは、家事などに利用される空間をいいます。建物の中で、多目的に利用する作業スペースを意味します。
キッチンや洗濯機置場などの側に配置し、料理と洗濯など複数の家事を同時進行できるようにするなど、家事の効率化に役立つように設けられます。ちょっとしたスペースにカウンターを設けて、家事の合間にパソコンを開いて調べ物ができるようにしたものや、洗濯物の取り込みからアイロンがけ、収納までを効率よく行うための作業スペースなど、家事動線を考慮したさまざまな工夫がみられます。
家事は日々繰り返されるものだけに、どこで作業をするかは暮らしに大きく影響します。作業効率に加えて、「子どもに目が届く」「作業しながら家族と会話ができる」「一人になれる空間がほしい」など、ニーズに合うことが一番です。