電車所要時間
でんしゃしょようじかん
電車所要時間とは、起点の駅から着点の駅までにかかる時間です。
電車所要時間とは、
最寄駅などの起点となる駅から、ターミナル駅など着点となる駅まで、電車でどのくらいの時間がかかるかを表すものです。電車所要時間を表示することで、立地の利便性がどの程度かを知ることができます。
不動産広告で表示される電車所要時間は、一般的には乗り換え時間を含まない日中平常時の乗車時間です。急行や快速を利用する場合や、乗り換えをする場合には、その旨は記載されますが、乗り換えに要する時間や待ち時間は含まれません。また、乗車券以外に特急料金や座席指定券が必要なものは、その旨が表示されます。
路線によっては、日中平常時に比べて通勤時は時間がかかるものがあります。日中平常時と通勤時で所要時間に20%以上の開きがあるときには、通勤時の所要時間も明示することが不動産広告には規定づけられています。
例えば、不動産広告で、あるターミナル駅まで30分と表示されていた場合、
最寄駅から1本で行けるものもあれば、準急や急行に乗り換えるケース、別路線に乗り継ぐケースなど、いろいろなパターンがあり、電車に乗っている時間は30分ですが、到着までに要する時間は30分とは限りません。路線検索サイトなどでは、乗車時間と所用時間が併記されていることが多いのですが、不動産広告の電車所要時間は「乗車時間」を示しているので、注意が必要です。
なお、通勤に電車を利用する場合は、朝の通勤時の所要時間や本数、混雑程度、帰宅時の所要時間や本数など、自分が必要とする時間帯の時間をチェックしましょう。
最寄駅
最寄駅とは、現地から一番近い鉄道やモノレール、路面電車などの公共交通機関の駅をいいます。すなわち、その物件を購入または賃貸したときに、日常的に利用することになる「駅」のことです。
ただし、不動産広告に掲載される「最寄駅」は、必ずしも一番近い駅ではなく、有名な駅や急行停車駅の場合もあります。複数の交通機関が利用できる場合には、それぞれの駅までの所要時間などが表示されることもあります。
なお、不動産広告に記載される「最寄駅」は、現に利用できるものとなります。季節運行の臨時列車などを表示する場合には、その利用できる時期を明示しなければなりません。また、新設予定の路線については、現に利用できるものと併記してもよいことになっていますが、新設にかかわる許可などが下りているものに限ります。
最寄駅は日常的に利用することになるので、実際の利便性や周辺施設など、実際に確認することが重要です。