屋内消火栓

おくないしょうかせん
屋内消火栓とは、マンションなどに設置されている消火のための設備です。
屋内消火栓とは、建物の内部に設置され、消防隊員が来るまでの初期消火を目的とした消火設備です。
屋内消火栓の設置は、消防法によって、建物の高さ(4階以上と3階以下)および耐火構造準耐火構造内装制限)によって基準が設けられています。
一定規模のマンションでは屋内消火栓の設置が義務付けられています。ただし、開放廊下型マンションで各住戸に自動火災警報装置がある場合は、スプリンクラーが設置されている階などは、設置が免除されます。
屋内消火栓は、共用廊下などに消火栓ボックスとして設置されています。火災の初期に、住民自身で消火活動が行える設備です。ボックス内には、開閉弁、ホース、筒先などが入っています。消火栓には、2人で操作する放水能力の高い「1号型消火栓」と、やや放水能力は落ちるものの1人で操作可能な「2号型消火栓」があります。消火栓ボックスには使用方法が書かれており、落ち着いて操作すれば簡単に扱えるものになっています。
大規模な災害時では消防車がすぐに到着できるとは限りません。日頃から消火設備の設置場所や使用方法を確認しておくことが重要です。また、火災報知機が鳴っても、設備によっては自動的に消防所に通報されるわけではないので、自分のマンションがどうなっているのか確認しておきましょう。

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