ガラスブロック
がらすぶろっく
ガラスブロックとは、四角いガラスでできたブロックです。
ガラスブロックは、四角いガラスでつくられたブロックです。はめ殺し
窓などに使用されます。ガラスとガラスの間がほぼ真空に近い中空となっているため、遮音性や断熱性に優れているのが特徴です。耐火性能においても、
防火設備の認定を受けている商品もあります。また、ブロックとブロックの間には
鉄筋や緩衝材などを組み込んで耐震性も強化されています。
ガラスブロックは、壁面などに採用すると、光の拡散や屈折によって柔らかな光が入ります。ガラスの模様や色もさまざまで、光を通す度合いにも幅があります。
なお、商品や施工によっては強度や耐久性が不十分なものもあるようです。
防火設備
防火設備とは、耐火建築物・準耐火建築物などの開口部で、燃焼のおそれのある部分に用いられる防火戸やドレンチャーなどの火炎を遮る設備のことです。建築基準法では、耐火建築物または準耐火建築物の外壁の開口部で延焼のおそれのある部分では、建築物の屋内または周辺で発生する通常の火災において、20分間は加熱面以外の面に火炎を出さない遮炎性能をもつ技術水準が規定されています。防火地域または準防火地域内の建築物で延焼のおそれのある部分は、建築物の周囲で発生する火災において、同等の「準遮熱性能」が規定されています。防火戸には、鉄製で厚さ0.8mm以上1.5mm未満のものや鉄および網入りガラスで造られたものなどがあります。ドレンチャーは、噴水幕によって火災を防ぐために、窓の上部や軒下に設置される消火設備です。
鉄筋
鉄筋とは、鉄筋コンクリート造の建築物に使用される構造材です。鉄筋コンクリートは鉄筋とコンクリートが一体となったもので、直系1~3cm程度の鉄筋を針金で縛るなどの方法で格子状に組み合わせ、コンクリートの中に埋め込み、引張力に弱いコンクリートを補強します。
鉄筋は圧縮には弱く、引張に強い性質があり、コンクリートは圧縮に強く、引張に弱い性質があり、両者の弱点を補い合うことで高い強度を獲得します。また、鉄とコンクリートは付着性がよく、コンクリート中の鉄筋はサビにくく耐久性にも優れます。
鉄筋にはその形状から、断面が丸い丸鋼と、コンクリートとの付着をよくするために表面に突起などの付いた異形棒鋼の2種類があります。また、鉄筋同士をつなぎ合わせる方法は、針金を巻いて縛る重ね継手と呼ばれる方法のほか、金物やネジでジョイントする機械式継手などがあります。
窓
窓は、採光、通風、換気、眺望などのために設けられる開口部です。風通しや断熱性など、窓の機能は四季を通じた室内の快適性に大きく影響します。また、外観デザインや室内空間、窓からの眺望など、ビジュアル面でも窓の役割は重要な要素となっています。
窓の種類は、取り付けられる位置により、次のような分類があります。
・掃き出し窓・・・・・窓枠の底辺が床面近くまである窓。リビングなどに設けられる大型の窓をいいます。
・腰高窓・・・・・窓枠の底辺が腰ほどの高さにある窓。
・出窓・・・・・建物の外に張り出す形で設置する窓。
・天窓・・・・・天井に設置する窓。トップライトともいいます。
また、開閉方法による分類では、次のようなものがあります。
・引き違い窓・・・・・横に引いて開け閉めする窓で、日本では最も一般的な窓です。
・はめ殺し窓・・・・・開閉できない窓です。フィックス窓ともいわれ、採光のために設けます。
・外開き窓・・・・・外に向かって開く窓で、片開きと両開きがあります。
・内倒し窓・・・・・室内に向けて倒れるように開く窓です。
そのほか、「回転窓」「滑り出し窓」「上げ下げ窓」「ルーバー窓」など、多彩な種類があります。
また、サッシやガラスの素材も豊富で、それぞれに性能や特徴があります。