階高
かいだか
階高とは、建物の各階の高さのことで、下の階の床面から上の階の床面までの高さをいいます。
階高とは、建物の下の階の床面から上の階の床面までの高さのことで、建物の1階分の高さを指します。
マンションなどでは、階高が高いと、床
スラブの厚さを厚くしたり、二重床や二重天井に一定の高さをもたせ、天井高も高くすることが可能です。例えば、天井高2m50cm、床
スラブ厚さ20cm、二重床の高さ15cm、二重天井の高さ8cmのマンションでは、階高は2m93cmとなります。ただし、高層になるほど床
スラブも厚くなるので、階高も高さが必要となります。また、開放的な
リビングなどで室内空間が広い場合には、天井高も高い方がバランスがよく、逆に小ぢんまりした空間では低めの天井のほうが落ち着きが出ます。
なお、階高を低くして階数を増やすことで、1戸当たりのコストを削減するマンションもあるので、パンフレットなどを見るときには、天井高だけでなく階高にも注意することが大切です。
スラブ
スラブとは、本来は「石板」を意味します。鉄筋コンクリートのマンションでは、床の加重を支えるコンクリートの床板を床スラブといいます。屋根を構成する板は、屋根スラブといいます。
スラブは大梁や小梁と一体化して成型されます。一般的にスラブが厚いほど遮音性が高いといわれています。最近のマンションでは200mm以上が大半で、250~300mmの厚さを持たせているものもあります。また、梁で囲まれたスラブの広さをスラブ面積といい、スラブ面積が小さいほど床がたわんだりすることに対抗できる力(剛性)が強くなり、重量衝撃音(床を走る音など)が響きにくくなります。
リビング
リビングとは、居間のことです。Living-roomのことで、家族だんらんのスペースになります。
かつての日本家屋では、「茶の間」と呼ばれた空間です。家族が一緒に寛ぎ、コミュニケーションの中心になる場所なので、家づくりや物件購入で重要視されます。
マンションではダイニングと一体となったLDや、キッチン・ダイニング・リビングが一体となったLDKが主流です。コミュニケーション重視かプライバシー重視か、居住空間が縦長か横長かなどでリビングの配置は違ってきます。リビングを通らずに各居室に出入りできるタイプや、あえてリビングインとしてLDから個室に出入りするタイプもあります。また、ゆっくりと眺望を楽しめる工夫なども施されます。
家で過ごす時間を考慮して、ライフスタイルに合ったリビングの広さや形状を決めるといいでしょう。