予告広告
よこくこうこく
予告広告とは、販売または募集を開始する前に、物件の存在をPRするための広告です。
予告広告とは、新規分譲マンション、新規分譲住宅、分譲宅地、新築賃貸マンション・新築賃貸アパートにおいて、価格や賃料などが確定していないために、すぐに取引できない物件について、
本広告に先だって出される広告です。物件の存在を早めに一般消費者に周知することが目的で、販売開始時期や立地エリアなどの情報が提示されます。
予告広告には、「予告広告であること」「価格が未定であること、または、予定最低価格と予定最高価格および予定
最多価格帯」「販売予定時期または取引開始予定時期」「
本広告を行うまでは契約や申し込みができないこと」などを明示する必要があります。
また、予告広告を行った場合には、原則として同一媒体で
本広告を行う必要があります。また、予告広告で表記された価格が
本広告で異なることは、不当表示とみなされます。
予告広告の情報によって、一般消費者は、時間の余裕をもって物件の比較検討などができます。
最多価格帯
最多価格帯とは、新規分譲の宅地や一戸建て、マンションなどで、同時に複数の物件が販売されるとき、販売価格を100万円単位でみたときに、一番多い価格帯のことです。
不動産広告では、販売する物件について、価格や面積などの詳細が表示されますが、販売戸数が10件以上ある場合、すべての価格を表示する代わりに、最低価格と最高価格、最多価格帯とその物件数のみを表示することができます。
例えば、販売戸数が32戸、価格が2980万円(1戸)~4980万円(1戸)、最多価格帯が3400万円(8戸)と表示されていれば、その物件の最低価格は2980万円で1戸、最高価格は4980万円で1戸、最も多い価格は、3400万円以上、3500万円未満の物件が8戸ある、という意味です。
本広告
本広告とは、新規分譲マンションや新規分譲一戸建て、分譲宅地、新築賃貸マンション・アパートにおいて、価格や販売時期が確定し、新規に販売を開始するときに出す広告です。新規分譲時の第1回目の広告をいいます。
本広告では、必要な表示事項が網羅されている必要があります。必要な表示事項とは、「広告主に関する事項」「物件の所在地、規模、形質その他の内容に関する事項」「物件の価格その他の取引条件に関する事項」「物件の交通その他の利便及び環境に関する事項」のほかに、規約で定める事項などが明記され、その取引条件でいつまで取引を行うかという「取引条件有効期限」も明示されます。
なお、本広告が出る前に、本広告に先だって出される物件情報を「予告広告」といい、事前にどういう物件が売り出されるかを知ることができます。