騒音等級
そうおんとうきゅう
騒音等級とは、実際に室内で聞こえる騒音レベルを等級化したものです。
騒音等級とは、実際に室内で聞こえる騒音レベルを、等級として表したもので、
N値(Indoor Noise Level)ともいいます。日本建築学会が「建築物の遮音性能基準と設計指針」の中で示しているもので、室内騒音を評価するために用いる指標です。
室内騒音は、壁から1m離れた高さ1.2~1.5mの位置で、3~5点で測定します。数値が低いほど、静かなことを意味します。
例えば、N-25は「ほとんど聞こえない」、N-30「非常に小さく聞こえる」、N-35「小さく聞こえる」、N-40「聞こえる・会話に支障なし」、N-50「大きく聞こえる・通常の会話は可能」、N-60「うるさい・声を大きくすれば会話は可能」、N-70「非常にうるさい」、N-75「うるさくて我慢できない」などとなっています。
日本建築学会では、居室はN-35を好ましい性能水準(1級)として、N-40を一般的な性能水準(2級)と定めています。
騒音は大変なストレスとなります。とくにジェット戦闘機などが上空を通過するエリアでは、対策が必要です。
N値
N値とは、地盤の固さを示す指標で、数値が大きいほど固い地盤といえます。
N値の測定はJISで定義された標準貫入試験によって行います。この試験は、深度ごとに(約1m)掘削するボーリング孔で行い、鉄管(ロッド)の先端にサンプラー(貫入試験と同時に試料採取を行う鋼管)をつけて、重さ63.5kgのおもりを76cmの高さから自然落下させて、サンプラーが30cm貫入するのに要する打撃回数がN値となります。
N値から、深さによる強度の変化、支持層の位置や支持力などを推定することができます。