地鎮祭
じちんさい
地鎮祭とは、建設工事などを始める前に、土地の神をまつり、工事の無事と建物や家の繁栄を祈る儀式です。
地鎮祭は、建物を建設したり土木工事を行う際に、祓い鎮め、土地の守り神に工事の無事や安全と建物や家の繁栄を祈る祭事です。必ずやらなければいけないものではありませんが、施主と工事関係者が一堂に顔を合わせて、思いを共有する良い機会となります。
地鎮祭の日取りは吉日を選ぶことが多く、施主、工事関係者が参加し、神職が儀式をとり行います。手配や準備は施工会社に依頼するのが一般的です。
地鎮祭では、
敷地の周囲に4本の青竹・笹竹を立ててしめ縄を張り、中央に祭壇を設けます。施主はお供え物と神職への謝礼を用意します。お供え物は、米(一合)、酒(一升)、魚、果物、野菜、塩(一合)、水(一合)となっていますが、簡略化することもあります。所要時間は1~2時間です。謝礼は、のし袋に「御初穂料」「御玉串料」と書いて神職に支払いますが、個人宅の地鎮祭では2~5万円が相場です。
なお、既に建っている一戸建てやマンションを購入する際には、地鎮祭に代わるものとして「お祓い」を行うこともあります。
敷地
敷地とは、建物が立っているか、これから建物を建てる土地のことです。敷地面積は、その土地の面積のことで、水平投影面積をいいます。水平投影面積とは、土地や建物を真上から見たときの面積で、傾斜や凹凸があっても、水平として測定した面積になります。
敷地面積には、登記簿に記載された登記簿面積(地積)と実測面積が異なっている場合があります。そのため、土地の売買契約などにおいては、土地家屋調査士などの専門家による実測をしてからというのが鉄則です。
なお、住宅を建てるために土地を購入するときには、接道条件などによっては、土地面積の一部が敷地面積に算入できないので、注意が必要です。また、敷地面積だけでなく、建物の配置や駐車場のスペースなども考慮しましょう。