クローゼット
くろーぜっと
クローゼットとは、衣類などを収納するスペースです。
クローゼットとは、洋室に設置された衣類などを収納するスペースをいいます。和室にある収納は、通常、押入れと呼ばれます。
クローゼットは、衣類を収納することを想定したものが多く、その場合にはハンガーパイプが取り付けられており、奥行き(
壁心々)が70cm程度となります。ただし、実際に物を収納できる
内法(うちのり)では50~60cmとなります。子ども部屋などでは、奥行き(
内法)50cmに満たないものもあるようですが、子どもの成長を考えると
内法で55cm以上はほしいところです。
快適な住まいづくりでは、収納の確保は重要な要素となります。何を、どのくらい収納するのかによって、必要な収納スペースが異なります。また、何を収納するかで、必要な奥行きなども異なります。また、収納は、使う場所の近くにないと不便です。特に日常使いのものは、生活動線も考えた収納の配置が望まれます。
内法
内法とは、柱や建具など厚みのあるものに囲まれた長さや面積を測定するときに、内側で測るものです。これに対して、柱などの部材の中心線と中心線の間を測定するものを、「心々(しんしん)」といいます。
建物の床面積には、内法面積と壁心面積があります。内法面積は、壁の内側の部分の面積です。実際の生活空間は内法面積となります。壁心面積は、柱や壁の「心々」で測定したもので、壁の中心線で囲まれた面積となります。不動産広告やパンフレットに記載されている建物面積や専有面積は、この壁心面積が表示されています。一方、登記簿に登記される面積は内法面積で、税金の控除などもこの内法面積が対象となる住宅かどうかの基準となります。
壁心
壁心とは、建物の床面積を算出するときに、壁の中心線で測定するものです。壁心で計算した面積を「壁心面積」といいます。「壁心」は「壁芯」と書くこともあります。
建築基準法では、建物の床面積は、「壁その他の区間の中心線で囲まれた部分の面積」とされているので、広告やパンフレットなどに記載されている専有面積や建物面積は、壁心面積で表記されます。
これに対して、壁の内側で測定する面積を「内法(うちのり)面積」といいます。登記簿に登記されるのは、内法面積です。
壁心面積は内法面積に比べて、少し大きな面積となります。