生垣
いけがき
生垣とは、樹木を植えた垣根のことです。
生垣とは、
敷地境界線に塀やフェンスの代わりに樹木を植えて垣根とするものです。生垣には、目隠しや侵入防止、防風、防火などの役割があり、また、手入れの行き届いた生垣は住宅街の落ち着きや美観にも貢献します。自治体の中には、道路沿いの生垣を作る際に、補助金を出しているところも少なくありません。
生垣は植物なので、環境に適応する丈夫な樹木を選ぶ必要があります。生垣は高さにより、低垣、並垣、高垣があり、植栽も単一樹種による構成と、複数樹種を組み合わせた「混ぜ垣」や「寄せ垣」などがあります。樹種では、トキワマンサク、レッドロビン、アカシア、ゴールドライダーなどがあり、四季の移り変わりや緑が楽しめます。
境界
境界とは、登記された土地の地番と地番の境界をいいます。地番は1区画ごとに一筆としてつけられ、この一筆ごとの土地の境が境界となります。
境界は塀や垣根によって仕切られていることがありますが、目印が明確になっていないとトラブルの原因となりかねません。トラブルを防止する上で、境界の位置関係を明確にすることは大変重要です。
不動産登記法では、土地の分筆の登記の申請などの際には、地積測量図の図面上に位置関係を示す境界標を表示することとなっています。境界標には、木の杭や自然の立木などもありますが、腐食や動いてしまう可能性があるものは適当ではありません。境界石やコンクリート標などの永続性のある境界標を埋設するのが望ましいといえます。
境界標を設置する場合には、測量の専門家である土地家屋調査士などに依頼するのがいいでしょう。
敷地
敷地とは、建物が立っているか、これから建物を建てる土地のことです。敷地面積は、その土地の面積のことで、水平投影面積をいいます。水平投影面積とは、土地や建物を真上から見たときの面積で、傾斜や凹凸があっても、水平として測定した面積になります。
敷地面積には、登記簿に記載された登記簿面積(地積)と実測面積が異なっている場合があります。そのため、土地の売買契約などにおいては、土地家屋調査士などの専門家による実測をしてからというのが鉄則です。
なお、住宅を建てるために土地を購入するときには、接道条件などによっては、土地面積の一部が敷地面積に算入できないので、注意が必要です。また、敷地面積だけでなく、建物の配置や駐車場のスペースなども考慮しましょう。