輸入住宅
ゆにゅうじゅうたく
輸入住宅とは、海外の設計思想に基づいて、おもに輸入部材を用いて建てる住宅です。
輸入住宅とは、明確な定義があるわけではありませんが、海外の設計思想を基本として、資材などを輸入し、国内に建築する住宅をいいます。
輸入住宅は在来工法やプレハブ住宅と対比して使われる言葉で、欧米の住宅の文化や設計思想を踏襲するものです。最大の特徴が設計思想で、文化に根差したデザインの洗練さと、厳しい気候に対応した高気密・高断熱性などの機能性が大きな魅力です。また、広く開放的な
リビングなど、日常の生活にゆとりやぜいたくを感じさせる間取りも人気の理由です。
輸入住宅は大きく分けて北米系と北欧系があり、それぞれのスタイルに特性があります。国別では、カナダ、米国、スウェーデン、フィンランドなどが中心です。気密・断熱性、耐火性、防音性などの基本性能が高く、また、設計モジュール(基本寸法)が日本のものよりひとまわり大きく、空間に広がりがあります。
リビング
リビングとは、居間のことです。Living-roomのことで、家族だんらんのスペースになります。
かつての日本家屋では、「茶の間」と呼ばれた空間です。家族が一緒に寛ぎ、コミュニケーションの中心になる場所なので、家づくりや物件購入で重要視されます。
マンションではダイニングと一体となったLDや、キッチン・ダイニング・リビングが一体となったLDKが主流です。コミュニケーション重視かプライバシー重視か、居住空間が縦長か横長かなどでリビングの配置は違ってきます。リビングを通らずに各居室に出入りできるタイプや、あえてリビングインとしてLDから個室に出入りするタイプもあります。また、ゆっくりと眺望を楽しめる工夫なども施されます。
家で過ごす時間を考慮して、ライフスタイルに合ったリビングの広さや形状を決めるといいでしょう。