建設リサイクル法
けんせつりさいくるほう
建設リサイクル法とは、建物の解体や建設時に資材などのリサイクルを定めた法律です。
建設リサイクル法とは、建設工事にかかわる資材を再資源化するために、2002年に施行された法律です。建設リサイクル法の対象となる建設工事では、分別解体および再資源化が義務付けられています。工事の発注者および施工者は都道府県知事に届け出をしなければなりません。
対象となる工事は、コンクリート、コンクリートと鉄からなる建設資材、木材、アスファルト・コンクリートが使われている建物です。工事の規模は、解体工事の場合には床面積の合計が80m
2以上、新築・増築工事の場合には床面積の合計が500m
2以上、
リフォームでは請負金額1億円以上、その他の工作物の工事では請負金額500万円以上が対象です。
また、2010年の改正で、
内装材に木材が含まれる場合の手順などが定められました。
リフォーム
リフォームとは、住宅を改築や増築することです。壁紙の張り替えなど室内の雰囲気を変える小規模なものから、トイレ、浴室、キッチンなどの設備を丸ごと取り換えたり、壁を取り払って間取り変更をするなど、大がかりなものまで幅広くあります。また、リフォームの目的も、耐震補強や高齢化に対応したバリアフリー化から、ライフスタイルに合わせた快適さを追求するものまで、さまざまです。
リフォーム費用は、既存建物の状態、リフォームの範囲や規模、採用する設備のグレードなどで大きく違ってきます。築年数が古いほどリフォーム目的も多様になり、高額化する傾向にあります。リフォームの市場が拡大するにつれ、消費者の不安を解消するために「リフォーム瑕疵(かし)保険」を利用したり、アフターサービスや保証期間を設けるなど、サービスの充実も見られます。
内装
内装とは、建物における内部の仕上げや室内の装飾、付随する設備などをいいます。床や天井、壁などの仕上げや装飾、室内の扉、家具、キッチンなどの下地や仕上げ材、造作建具、照明などを指します。
内装に用いる建材や仕上げ材などは、製品によって価格の幅も大きく、特性も異なります。新築時やリフォームに際しては、ライフスタイルや用途、こだわりに応じた建材などの選択が可能です。
例えば床では、地元産の檜や杉などを用いた無垢材のフローリングで、木の香りや肌触り、耐久性、高級感、自然との調和といったものを手に入れることもできます。一方、子どもが汚したり傷つけることを前提に、掃除のしやすいクッションフロアにすることも選択肢の一つです。
内装の設えは、美観と機能の両面があり、耐火性や防音性など機能面の配慮も大切です。