グルニエ
ぐるにえ
グルニエとは、屋根裏部屋のことです。
グルニエとは、フランス語で
屋根裏部屋をいいます。もともとは穀物倉庫を指していたともいわれます。
住宅でグルニエとは、
屋根裏に設けた天井の低い空間をいいます。
ロフトは天井高を高くし二層式にしますが、グルニエは単に天井裏を利用するものです。
グルニエは主に収納スペースに利用されますが、比較的高さや広さが確保できる場合には、アトリエなどとして活用することも可能です。ただし、夏場には気温がかなり高くなるので、断熱性などを考慮する必要があります。
通風や
採光などを工夫することで、秘密基地的な子ども部屋として活用する例もあります。
ロフト
ロフトとは、小屋裏部屋のことです。屋根の下にあり、物置や倉庫として利用されます。住宅では、天井を高くして、その一部を二層式にした上部スペースをいいます。
ロフトは物置としての活用のほかに、書斎や寝室として利用することもあります。また、ロフトに上がるためには、専用のはしごが設置されます。天井高や採光などが不十分なため、建築基準法では居室と認められません。しかし、換気や採光、断熱などに工夫すると、快適な居住空間を作ることも可能です。アトリエや子ども部屋として利用するケースもあります。
採光
採光とは、自然の光を窓などから室内に取り入れることをいいます。建築基準法では、住宅の居室について、居室の床面積の1/7以上の採光に有効な開口部の面積が必要と規定されています。ただし、「採光」とは直射日光のことではないので、北側の窓が「採光に有効な窓」となる場合もあります。有効な採光面積は、用途地域や部屋の大きさ、窓の大きさによって決定されます。ただし、納戸やトイレ、浴室、洗面室などは対象となりません。
隣家が迫っている住宅密集地などでは、採光を確保するために、天窓やライトコートを設けるなど、さまざまな工夫が見られます。また、日当たりを調節するには、カーテンやブラインド、反射ガラスなどを利用します。
屋根
屋根とは、風雨や日射から建物を守るために、建築物を覆うように設けられた構造物です。気候や風土によって特徴があり、形状や屋根材の種類もさまざまです。
屋根の形状および屋根材を決めるうえで、基本として求められるのが、耐震性、防水性、防火性、耐久性、断熱性などです。特に木造住宅の場合には、屋根材の重量によって、耐震性を確保するために構造上、壁の量を増やす必要などもあります。また、素材によって雨漏りを起こさないための屋根の勾配も規定されます。
屋根の形状には、切妻(きりづま)、寄棟(よせむね)、陸屋根(りくやね)、片流れ(かたながれ)、入母屋(いりもや)、方形(ほうぎょう)、鋸屋根(のこぎりやね)、バタフライなどがあります。
屋根材には、瓦などの粘土系、セメントなどを加工した化粧スレート、石を板状にした天然スレート、金属系のガルバリウム鋼板、銅板などがあります。