ヒートショック
ひーとしょっく
ヒートショックとは、急激な温度変化が体に与える悪影響をいいます。
ヒートショックとは、暖かい場所から寒い場所に移動したときに受ける身体的な影響をいいます。例えば、暖房の効いた居室から暖房のない
浴室やトイレなどに移動したときに、血圧が急激に上昇したり、脈拍が速くなることがあります。血圧の急激な変動は心臓に負担をかけます。高齢者や心疾患のある人がヒートショックを受けると、心筋梗塞や脳卒中につながりかねません。入浴中に高齢者が死亡する事故が少なくありませんが、その原因の多くはヒートショックの可能性があるといわれています。
事故を予防するためには、脱衣室やトイレを暖めておく、
浴室も入浴前にシャワーなどで暖めるなど、温度差を少なくする工夫が必要です。また、入浴は40度未満のぬるめのお湯に入り、長湯を避けるのが望ましいようです。
浴室
浴室とは風呂場のことです。日本では、浴槽と洗い場があるのが一般的です。
浴室には在来工法とユニットバスがあります。在来工法では広さや素材などを自由に選べる利点がありますが、費用は高めです。最近は工場生産されたユニットバスが主流で、広さやデザイン、品質も豊富です。間取図には数値が表示されていることがありますが、「1618」であれば浴室の内側のサイズが1,600mm×1,800mmとりなります。
浴室を考えるときには、浴槽の広さと体を洗うスペースのバランスが大切です。子どもと一緒に入ったり、介護が必要であれば、洗い場を広めにとるのがいいでしょう。
また、浴室は湿気のこもりやすい場所なので、換気や掃除のしやすさも重要です。一戸建ての場合に、従来は浴室を1階に設けるのが一般的でしたが、最近では2階に設けるケースも増えています。