浴室乾燥機
よくしつかんそうき
浴室乾燥機とは、浴室の乾燥や換気、暖房などができる設備です。
浴室乾燥機とは、
浴室の暖房、換気、乾燥などができる設備です。
浴室乾燥機には、入浴後に
浴室を換気して湿気を排出し、カビの発生やニオイを防止する機能のほか、冬場には入浴前に
浴室を暖める暖房機能、夏場には暑さを和らげる涼風機能などがあります。また、
浴室に洗濯ものを干して乾かす衣類乾燥機能もあります。
タイプには「天井埋め込み式」と「壁掛け式」があり、「天井埋め込み式」は場所を取らず、新築ではこのタイプが主流となっています。「壁掛け式」は既存の
浴室に後付けできる手軽さがあります。熱源には、「ガス温水式」「電気ヒーター式」「ヒートポンプ式」があります。
また、
浴室だけでなく、洗面室の暖房や水回りの換気を兼ねたもの、プラズマイオンや
ミストサウナの機能を併せ持つものも登場しています。
冬場には、高齢者の入浴中の事故対策としても、脱衣室や
浴室を入浴前に暖めておくことが有効だといわれています。
ミストサウナ
ミストサウナとは、霧状の蒸気を放出するサウナです。家庭用のシステムバスに組み込まれた製品が登場して人気を集めています。
細かな霧が全身を温めるので、リラックス効果が高いといわれています。ミストの温度は40度前後で、温度調整でき、ドライサウナに比べて息苦しさなどの体への負荷が少なくなります。血行促進効果や発汗効果などでは、通常の入浴より高いとされています。また、ミストで体を温めるので、シャワーや浴槽にお湯をためての入浴に比べて、水の使用量が少なく済むのも特徴です。
浴室
浴室とは風呂場のことです。日本では、浴槽と洗い場があるのが一般的です。
浴室には在来工法とユニットバスがあります。在来工法では広さや素材などを自由に選べる利点がありますが、費用は高めです。最近は工場生産されたユニットバスが主流で、広さやデザイン、品質も豊富です。間取図には数値が表示されていることがありますが、「1618」であれば浴室の内側のサイズが1,600mm×1,800mmとりなります。
浴室を考えるときには、浴槽の広さと体を洗うスペースのバランスが大切です。子どもと一緒に入ったり、介護が必要であれば、洗い場を広めにとるのがいいでしょう。
また、浴室は湿気のこもりやすい場所なので、換気や掃除のしやすさも重要です。一戸建ての場合に、従来は浴室を1階に設けるのが一般的でしたが、最近では2階に設けるケースも増えています。