勝どきの歴史

「勝どき」駅最寄となる「勝どき」と「晴海」は隅田川河口に拡がる砂洲を埋め立てて出来た島です。元々島であった佃1丁目、そこから佃2丁目・3丁目、月島、勝どき、晴海と工事が行われ、陸地が拡がっていったのです。勝どきは1913年、晴海は1931年に完成します。既に80年以上経ちました。

「勝どき」の地名の由来は、築地と勝どきをつなぐ「かちどきの渡し」です。この渡しは1905年に日露戦争の 旅順陥落祝捷会に際して, 住民有志が設けて東京市に寄付したことから「かちどき」の名が付けられました。この名前が後に架橋された「勝鬨橋」、そして街の名前「勝どき」になりました。ちなみに「勝どき」の名が付く前のこの地区の住居表示は月島でした。
「晴海」も名前が付けられる前は「月島4号埋めて地」と呼ばれていましたが、1937年に、いつも「晴れた海」であることを願って「晴海」と命名されたのです。

1940年は紀元2600年にあたり、オリンピックと万国博覧会が東京で開催されることになっていました。晴海はその万博会場として整備が進められ、これに合わせて勝鬨橋も建設されたのです。結局、戦争のために70年前のオリンピックと万博は幻となりましたが、晴海は2020年の東京オリンピックで選手村となる予定です。

50歳以上の東京の人にとって「晴海」のイメージと言えば東京モーターショーではないでしょうか。1989年に完成した東京国際見本市会場は当時東洋一の規模と言われました。モーターショーを見るためにバスに乗って勝どき橋を渡った小さな頃の記憶も残っているかもしれません。会場の大きな丸いドームとピカピカに輝くクルマたち。それはさぞかし非日常の光景であったでしょう。確かに当時は地下鉄がないこともあり、多くの都民にとっては勝どきや晴海は日常においてほとんど意識されないエリアだったのです。

大きな転機は2000年に都営大江戸線が開通したことです。これ以降、このエリアで行政やURによる再開発や民間のマンション開発が活発になっていきます。まず公団の晴海住宅の跡地に2001年には「晴海アイランド トリトンスクエア」が開業します。2005年には分譲マンションとして国内最大規模クラスの「THE TOKYO TOWERS(ザ・トーキョータワーズ)」が完成します。2010年には「勝どき」駅前に「勝どきビュータワー」、三丁目西地区再開発など、その後も勝どき・晴海エリアの開発は相次いでいます。

先日招致が決定した2020年東京オリンピックでは晴海5丁目に選手村が建設される計画です。これに合わせて、さらに多くの計画が準備されることになるでしょう。
オリンピック招致活動以前より計画されていた虎ノ門から新橋、築地、勝どき、晴海、豊洲、有明を結ぶ環状2号線の建設が進んでいます。その環状2号線を利用し、専用レーンにシャトルバスを走られるBRT(バス・ラピッド・トランジット)も構想されています。これによって大江線以外のアクセスも確保されより交通利便が高まると期待されています。

では、現在建設中および開発予定の大規模な住宅開発を個別に確認していきましょう。

「勝どき」駅周辺の住宅開発

ザ・パークハウス 晴海タワーズ クロノレジデンス/ティアロレジデンス

三菱地所レジデンスと鹿島建設によって分譲されている2棟合わせて1764戸となる49階建てのツインタワーです。ただし1棟ずつ2物件に分かれています。
防潮堤・親水公園と一体化した開発で、南東方向は海に向いているため将来に渡って眺望が確保されています。

物件概要

所在地 中央区晴海2丁目
交通 都営大江戸線 「勝どき」駅 徒歩11分
/東京メトロ有楽町線 「月島」駅 13分
用途地域 準工業地域
事業主 三菱地所レジデンス / 三菱地所レジデンス、鹿島建設
施工会社 鹿島建設
総戸数 883戸 / 861戸
規模 RC造 地上49階 / RC造 地上49階
販売開始 平成24年4月 / 平成25年8月
建物竣工 平成25年11月 / 平成28年4月

ザ・パークハウス 晴海タワーズ

DEUX TOURS CANAL&SPA (ドゥトゥール キャナルアンドスパ)

URの晴海3丁目西地区再開発地区で、住友不動産が分譲マンションを建設しています。地上52階のツインタワーで、SOHO用の部屋を216区画設定しているのが特徴的です。
北東側が朝潮運河に面した親水性があります。隣接してURの賃貸タワーマンションは既に完成しています。

物件概要

所在地 中央区晴海3丁目
交通 都営大江戸線 「勝どき」駅 徒歩8分
用途地域 準工業地域
事業主 住友不動産
施工会社 三井住友建設
総戸数 1,450戸(住宅)、SOHO216区画、その他店舗2区画
規模 RC造 地上52階 地下1階
販売開始 平成26年1月予定
建物竣工 平成27年9月

DEUX TOURS CANAL&SPA (ドゥ・トゥール キャナルアンドスパ)

KACHIDOKI THE TOWER(勝どき ザ・タワー)

勝どき5丁目の都営月島アパート跡と中心とした再開発です。新しく建設される環状2号線に面し、将来的には築地・汐留に直結することになります。同時に開発されるA街区に共同住宅、保育所、児童福祉施設が入居する予定です。清澄通りを挟みTHE TOKYO TOWERS(ザ・トーキョータワーズ)と向かい合うことになります。

物件概要

所在地 中央区勝どき5丁目
交通 都営大江戸線 「勝どき」駅 徒歩6分
用途地域 第1種住居地域
事業主 鹿島建設、三井不動産レジデンシャル、三菱地所レジデンス、
住友商事、野村不動産
施工会社 鹿島建設
総戸数 1420戸(販売総戸数1318戸、事業協力者戸数102戸)
規模 RC造 地上53階 地下2階
販売開始 平成27年3月予定
建物竣工 平成28年12月

KACHIDOKI THE TOWER(勝どき ザ・タワー)

(仮称)中央区晴海二丁目計画

「ザ・パークハウス 晴海タワーズ 」の北東の街区では三井不動産レジデンシャルが計画中です。現在まで公開されている計画では、免震構造の地上49階、塔屋1階、地下1階、最高高さ約180m、総戸数約1120戸の巨大な超高層タワーマンションを建設するようです。

勝どき東地区第一種市街地再開発事業

勝どき2丁目の晴海通りに接する「黎明スカイレジテル」から4丁目の月島倉庫までの朝潮運河沿いの広い範囲が事業計画地になっています。再開発準備組合が設立され、平成25年度中の都市計画決定を目指し活動中です。
現在の計画では、

A1地区 住宅 約1,660戸 公共公施設
A2地区 住宅 約860戸 オフィス、商業 公共公益施設
A3地区 消防署
B地区 住宅 約500戸

全地区で約3020戸のとても巨大な計画です。

「勝どき」駅南側地区・豊海地区

平成25年、区と地権者らによるまちづくり勉強会が発足したばかりです。そのため、具体的な開発内容はこれから検討されますが、「勝どき」駅前という一等地でもあり、高層化によって都市機能の強化と地権者を含む住宅の確保が重視されると思われます。
また勝どきに隣接する豊海地区でも同様に準備組合、勉強会が発足している。こちらは住宅と公共施設を中心として開発が予想されます。

「勝どき」駅南地区

豊海地区

勝どきビュータワー

物件概要

所在地 中央区勝どき1丁目
交通 都営大江戸線 「勝どき」駅 徒歩1分
用途地域 第2種住居、商業地域
事業主 ゴールドクレスト
施工会社 大林組
総戸数 721戸(うち分譲328戸)
規模 RC造 地上552階 地下2階
販売開始 平成22年7月
建物竣工 平成22年10月

勝どきビュータワー

THE TOKYO TOWERS(ザ・トーキョータワーズ)

物件概要

所在地 中央区勝どき6丁目
交通 都営大江戸線 「勝どき」駅 徒歩5分
用途地域 準工業地域
事業主 オリックス不動産 東急不動産 住友商事 The Tokyo Towers特定目的会社
施工会社 前田建設、大成建設
総戸数 2,794戸(うち分譲1,981戸)
規模 RC造 地上58階 地下2階
販売開始 平成17年7月
建物竣工 平成20年1月

THE TOKYO TOWERS(ザ・トーキョータワーズ)