アセトアルデヒド

あせとあるでひど
アセトアルデヒドは、シックハウス症候群の原因となる物質の一つです。
アセトアルデヒドは、特異な刺激臭をもつ無色の液体で、吸入すると顔面紅潮や頭痛、めまいなどの症状が現れます。エチルアルコールが酸化する過程などで発生します。
建築物の中では、アセトアルデヒドは塗料や接着剤などに含まれていることがあります。接着材では、酢酸ビニル樹脂溶剤系からの放散のほか、水系合成塗料やエタノールを含む自然系塗料からも放散される例があります。また、材木からも発生し、日本VOC測定協会によると、トドマツ、カラマツ、ヤチダモ、スギ材などからも放散が認められるようです。
アセトアルデヒドについては、住宅性能表示制度の測定対象物質には入っていません。厚生労働省はVOC(揮発性有機化合物)の測定対象物質の一つとして指針値を出していますが、数値に対する評価は定まっていません。
アセトアルデヒドの軽減対策としては、竣工後の測定、接着剤や塗料、溶剤の使用制限、換気などが挙げられます。状況によっては、室内を閉め切った状態で室温を30~35度程度まで上昇させて強制的にVOCを発散させる方法もあり、1週間程度で低減効果があるようです。

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