突き板

つきいた
突き板とは、天然木をスライスした単板のことです。
突き板とは、天然木の丸太を軸にそって薄くそいだ単板のことです。合板やパーティクルボード(木質ボード)などの基板に張って、内装材や建具、家具などの表面仕上げ材として使用されます。
突き板の厚さは0.2~0.6mm程度で、厚いほど価格は高くなります。用いる天然材は、ケヤキ、ナラ、檜、杉、米松、ウォールナット、タモ、マホガニー、チークなどの銘木で、美しい樹木の木目を活かして削りだされます。突き板の種類には、木取りの仕方によって、年輪が並行に伸びる「柾目(まさめ)」、年輪が曲線を描く「板目(いため)」、不規則で複雑な年輪模様の「杢目(もくめ)」があります。
突き板は、無垢材と比べて価格が安いだけでなく、木目の美しさや繊維の均質さを確保できる利点があります。無垢材では木目がそろったものは希少で高額になり、また、繊維が不均一だと、割れたり、曲がったりしやすくなります。
突き板を合板に張ったものを、天然木化粧板と呼び、家具や内装材に幅広く使われています。突き板の採用には、木の風合いや手触りなどを確認するのがいいようです。

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