アウトフレーム

アウトフレーム工法のことを、アウトポールと呼ぶこともあります。
通常、マンションではラーメン構造によって梁と柱で骨組みをさせていました。ただし、アウトフレーム工法が考えられる以前は室内側に梁型や柱型が出っ張るような設計をしなければならず、どうしても家具の配置上の問題や住空間のデッドスペースができるという問題は解消できませんでした。
アウトフレーム工法により、室内空間を非常に広々と使えるようになります。そのため、家具の設置がしやすいこと、柱型に合わせて家具を特注しない為にコストも抑えやすいことなどがメリットとして挙げられます。
しかし、アウトフレーム工法にもデメリットはあります。通常、バルコニー側に梁が出てしまうため、窓の高さが低くなってしまいます。そのため、天井より窓の高さが低くなってしまうことから採光性が悪くなってしまうという点があげられます。
そのため、アウトフレーム逆梁工法が考えられました。こちらは採光性に関する問題を解消するという利点があります。しかし、逆梁であるためにバルコニーを狭くしてしまうことがあるというデメリットも存在しています。